前回からの続きです。
標準偏差を得点に置き換えて書いてきましたが、今後
標準偏差が小さくなる(成績分布のばらつきが小さい≒生徒の学力が拮抗してくる)
となると、平均点から偏差値56に上げるために必要な得点が少なくなってくるので、
1点の重みがどんどん増してくる
と考えられます。
入試は「その学校の偏差値に近い持ち偏差値の子ども」が一番多く受験するはずなので、
1点の差で合否が分かれる
というのもこれですね。
だからといって現時点でケアレスミス撲滅にこだわるのは、私はしません😅(変かなぁ🤔)
そこに時間を使うよりも、基礎の穴をつぶす方に時間を使いたいからです。
ケアレスミスって他人に言われて減るものでもないし、見直ししてもなくならないかなぁ🤔と。
※自信を持っている解答は、いくら見直ししても正解にしか見えないと思います。
必要なのは「自分を疑う心」ですが、精神的に幼いうちは難しいと思ってます😌
以下の記事でも書きましたが、今回は
正答率50%以上の問題を確実に得点するだけで、α相当の偏差値を超える
という状況でした。
これらのことが何を意味するか・・・?🤔
私は2つのことを考えました(印象であり仮説でしかありません)
正答率50%得点で偏差値56を超えてしまうのは、生徒間の得点ばらつきがまだ大きい。
つまり、まだまだ多くの生徒の学力の凹凸が大きい。
コツコツ学習した子どもが高学年で増えたら、正答率50%での偏差値は下がりそう
ということと、
穴のない学習(復習)を進めることで正答率の高い問題の失点率を下げることが、
長い目で見て成績を安定させるし、今しばらくは偏差値50~56を取りやすくなる。
ということです。
先取り貯金で開いていた4年生での差が、5・6年生で縮まるのと通じる気がします🤨
そして・・・一番のポイントは、
以下の流れを意識して学習するといいのではないか👆
ということです!
同じテストを受ける集団での標準偏差を計算(推定)する
標準偏差に基づき、何点分の加点で目標偏差値に届くのかを整理する
必要な加点量を踏まえて、ターゲットとするテストで正解すべき問題を攻略する
あえて抽象化して書いていますが、ほぼすべてのテストに当てはまってきます。
本来は偏差値を目標とするのではないのですが、
どこを学習したら成績がどう変化するのか?を見定めるため
に、偏差値という道具を使います。結果偏差値のようなランキングではありません。
SAPIXのテストでいえば
対象テストの標準偏差を推定する
何点分の加点で目標偏差値に届くか確認し、何問分に相当するかを調べる
正答率の高い方から加点分を積み上げる場合、現状の学力を踏まえて復習に取り組む
手っ取り早く得点しようと思うと、正答率も科目も関係なくなってしまいます。
それに、
現実的な目標(あえて偏差値として)と、そこに届くための復習課題
が見えやすくなると思います。やるべきことが具体化できるほど、
親子ともに苦しくない努力(手応えが得やすい努力)につながると思っています。
計算をもう少し丁寧にやったら、成績もこうなるよ
とか、
漢字(熟語)や語彙を増やすと、成績がこうなるよ
と、数字を見せながらスモールステップを刻む方が、子どもも腹落ちしやすいかな?と。
ただただ「やれ!」と言っても自分事にならずバトルになりそうですし😓
1教科で2~3問というのは変動の範囲内だと思っています。
正答率が比較的高めなのに、本人にとっては苦手意識や好き嫌い、面倒くささなど、
後回しにしたいと思ってしまう科目や単元
というのはあると思います。そこをターゲットにしたいのです。
SAPIXの教材とペースに何とかついていけば、平均には届くと思います。
言うほど簡単ではないと私も感じますが(実際、ペースは速い)
組み分けでいえば、4教科になっても2教科での標準偏差が40程度であれば
算国それぞれで平均点+12点(2~3問)を目指す
のがαコースで安定する入口な気がします(そこからの理社。理社でカバーだと後が大変)
やはり基本は主要2教科なので
算数の穴を作らない(わかった気になってるだけで本質がいえない状態、を作らない)
国語の記述は丁寧に書く。語彙はどんどん増やす
を土台にして、理社の勉強も視野に入れていきたいと思います。
次回は今回のまとめを踏まえて、いよいよ自校舎のコース基準表シミュレータを作ってみます。
「前回のコース基準表を今回のテストに換算したら、どのコースになるのだろう?🤔」
を表示するものになる予定です😉👋
と下書きしていたのですが、完成したので休日中に公開してしまいました👆
girl.chugakujuken-challenge.work
平日より休日の方がゆっくり遊べそう?
平日の昼間の方がゆっくりできる人も居る??
と思っているうちにわからなくなり😅「えーい、ままよ~」でリリースしました👋