2028中学受験(女子)in SAPIX

2028年2月に中学受験予定のブログです。SAPIXで勉強中。

一人目(2021年)の経験と現在進行中の取り組みを中心に記事を書いています

少しでも、誰かに役立つ内容や共感できる話になれば嬉しいです(一人目の時は初めてで大変でした)

すべての中学受験(親子)を応援します!

(成績向上のための分析試行錯誤)SAPIX新4年生 組み分けテスト 2025年3月

コース基準表シミュレータの作成が終わってしまったので、代わりに

今回の組み分けテストの正答率の深掘りと、

現在の立ち位置から次の目標をどこに定めるかの試行錯誤例

を書いてみることにしました。

 

ケアレスミスがなければあと〇〇点取れた

今回は偏差値〇〇だったから学力がついてきた(成績の凹凸を見ていない)

といった分析でなく、

多くの子どもが解けている(正答率が高めの)問題を、きちんと理解して解いてるか?

正答率高めの問題から順に、学力の穴つぶしや基礎力強化でどこまで成績が上がるか?

という、持続可能でしんどくない努力をするための分析🧐を考えてみました。

以下の表では正答率や偏差値の分かれ目となりそうなところに、赤線や紫線を入れました。

時々耳にする

偏差値50から55への5ポイントと、

偏差値55から60、60から65への5ポイントは別世界

が窺えるような気がします。

平均点が高かった国語よりも算数が顕著だったので、算数で示しています。

一目瞭然で、大問1や大問2では差がつきません(失点すると差がつくということです)。

この辺でのうっかり失点みたいなものは、私は

練習や見直しの仕組みを入れても防げないだろう

そこにかける労力(普段の練習量や時間で見直しに割く時間)は割りに合わない

と思っています。もうミスっぽい感じの失点は時間薬に任せます😅

時間がないので低学年時のようなドリルではなく、カリキュラムの基礎学習に充てたいのです。

 

では、大問1と大問2を除いて進めていきます。

たとえば現時点の立ち位置別に考察すると・・・

1.これから偏差値50を目指していく場合

 正答率40%前後の問題は、大問4の2,大問5の1あたりです。これで10点です。

 ですが恐らく、実際の答案は

 正答率の高いところと低いところでアンバランスに得点し、

 凹凸の結果で偏差値50を切っている

 ということが多いイメージがあります。

 だからこそ「ケアレスミスをなくしたい!」と思いがちですが、

 成績を上げるために低学年のようなドリルをやっている時間はありませんし、

 そもそも普段の問題を解いている時に計算練習はしているようなものなので、

 ケアレスミス撲滅に使う時間を、より多くの基礎学習や語彙強化に充てた方が

 受験後半で効いてくる積み上げ量に有効と思います。

 

2.偏差値50を超えて55を目指していく場合

 表を見ると正答率55%以上の問題が確実に解けると、そこまで届きそうです。

2人に1人以上の生徒が解けそうな難易度の問題では失点しない

 と考えても良さそうです。ちなみに正答率50%以上の問題が解ける、つまり

2人に1人の生徒が解ける問題を確実に得点する

 ができると、偏差値は59😮

 たった5%の正答率の差で偏差値が5ポイント近く違うですって?

 と思ってしまいます。これは後述します。

 やはり偏差値55を目指していくのであれば、基礎力の強化と復習の徹底で

SAPIX生の2人に1人以上が解けるレベルの難易度とはどのくらいか?

 を理解し、そのレベルの問題を安定的に解ける学力をきちんと磨くのだと思います。

 偏差値55はαコースの一歩手前になるので、α以上の世界の得失点観を理解するのにも

 役立ちそうな気がします。

 

3.偏差値55を超えて60を目指していく場合

 ここまでくるとαを超えることの方が多く、むしろ「α落ちしたくない」という不安が

 頭をもたげてきそうです。表や正答率を見ると、

正答率45%くらいまで得点すると偏差値60を超えてくる

 ように見受けられます。これ結構大変かも😥と思いました。

そもそも2人に1人が解けるレベルの問題を時間内に確実に得点する

正答率50%以下の問題で差をつけなければならない

 となるからです。正答率50%付近の問題というと、

大問2の1、2の6、3の2、5の2

 など、他にも合わせれば結構な問題数があります。正答率40%台は2問しかないので、

 50%近辺の問題の難易度設定をよく調べておこう

 という気にさせられます。そしてその難易度は普段のテキストでどれくらいやれば

 届くレベルなのかと・・・。

 ここに大きな壁がひとつある気がしました。偏差値60の壁です。

 

4.偏差値60を超えて65を目指していく場合

 上で書きましたが、正答率40%台の問題は2問でした。しかし偏差値65には、

 正答率33%までの問題をすべて正解する力が求められています。

 時間内に正確に、ひとつも失点せずで偏差値65です。

 33%ということは、受験者の3人に1人が解けたということ。

 受験者の3人に1人が解けた問題を全問正解なので、ハードルは高いです😓

 この正答率を下回る問題はもはや、

 大問3の3、4の4、5の2の2、5の4

 しかありませんので、

 正答率の高いところで失点した分を、高難度の問題でリカバーする

 というのは得策といえなくなります。

 高難度問題での得点を期待しない以上、偏差値65を目指すためには

3人に1人が解ける問題は、時間内に余裕を持って解けること

 が求められると考えられます。処理能力の早さ、読解能力の高さに加えて、

 広範囲の学習内容で穴がないことを意味していると思います。

 ※たとえば、今後カリキュラムが進んで範囲が広がった時に

  「この分野は苦手なんだよなぁ・・・」があると、

  正答率が高いところでも失点する可能性があります。

 偏差値65では正答率33%まで失点しないと目標に定めたら、

 普段から求められる学力水準も教科・単元間のバランスの良さも高度になります。

 ただ、難問が解けるという意味でなく、確実な得点力が求められるという点では、

 難問に挑むより日々の学習が大切ということになるので、理に適ってる気がします。

 

最後に、全体の表を添付しておきます。

 

2教科       正答率 何%の問題まで解けたか?
国語大問 小問 正答率 配点 57 70 65 60 55 50 45 40 33 30 20 10
1 1 87 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  2 97 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  3 74 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  4 75 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  5 57 3 3 0 0 0 3 3 3 3 3 3 3 3
  6 86 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  7 87 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  8 76 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  9 74 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  10 79 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
2 1 46 3 0 0 0 0 0 0 3 3 3 3 3 3
  2 97 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  3 79 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  4 92 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  5 88 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
3 1A 72 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  1B 95 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  1C 95 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  2 87 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6
  3 57 6 6 0 0 0 6 6 6 6 6 6 6 6
  4 56 6 0 0 0 0 6 6 6 6 6 6 6 6
  5 54 6 0 0 0 0 0 6 6 6 6 6 6 6
  6 72 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6
  7 36 14 6 4 4 5 6 7 7 8 9 9 11 12
4 1A 84 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  1B 83 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  1C 79 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
  2 77 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6
  3 86 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6
  4 22 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 6
  5 76 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6
  6 30 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 6 6
  7 78 13 5 3 4 5 5 6 7 7 8 9 10 11
        正答率 何%の問題まで解けたか?
算数大問 小問 正答率 配点 57 70 65 60 55 50 45 40 33 30 20 10
1 1 83 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
  2 94 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
  3 81 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
  4 76 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
  5 82 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
  6 82 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
  7 78 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
  8 63 5 5 0 0 5 5 5 5 5 5 5 5 5
2 1 48 5 0 0 0 0 0 0 5 5 5 5 5 5
  2 79 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
  3 68 5 5 0 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
  4 85 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
  5 72 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
  6 54 5 0 0 0 0 0 5 5 5 5 5 5 5
3 1 74 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
  2 50 5 0 0 0 0 0 5 5 5 5 5 5 5
  3 25 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 5
  4 39 5 0 0 0 0 0 0 0 0 5 5 5 5
4 1 65 5 5 0 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
  2 57 5 5 0 0 0 5 5 5 5 5 5 5 5
  3 32 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 5 5
  4 14 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5
5 1① 57 4 4 0 0 0 4 4 4 4 4 4 4 4
  1② 35 4 0 0 0 0 0 0 0 0 4 4 4 4
  2① 51 6 0 0 0 0 0 6 6 6 6 6 6 6
  2② 2 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
6 1 85 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4
  2 67 4 4 0 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4
  3(1) 42 3 0 0 0 0 0 0 0 3 3 3 3 3
  3(2) 56 3 0 0 0 0 3 3 3 3 3 3 3 3
  4 4 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    総得点 300 194 153 168 175 203 227 236 240 251 263 277 284
    偏差値 76.5 51.9 42.3 45.8 47.4 54.0 59.5 61.6 62.6 65.1 67.9 71.2 72.8
    正答率 100% 43% 30% 35% 40% 45% 50% 55% 60% 67% 70% 80% 90%

 

この表と問題を見比べて、

失点が学力の穴によるものなのか?(単元の本質理解なしにパターン学習していたか)

計算間違いや漢字のトメ・ハネ的な失点だったのか(いずれ直ると信じる😅)

取るべき得点は確実に押さえたけど、国語の記述などが難しかったのか

などを分析して、慌てる必要があるのかないのか、あるとすれば何をすべきかを考えれば、

落ち着いて日々の学習を進めていけるんじゃないかなぁ?🤔と思います。

 

だいぶ長々と書きましたが、試行錯誤です😅

これもExcelでなくWeb上でツールにできるかなぁ・・・🤔👋