暑さ寒さも彼岸まで
ようやく秋の風を感じられるようになってきました。
お墓参りも済ませてきたし、いよいよ寒くなってくるわけですね🥶
思い起こせば上の子の時、
9月は運命が決まってしまうような、そんな憂愁漂う感じ🍂
がありました。
私にとって、秋はキンモクセイの香り漂う好きな季節なのですが、
中学受験の4・5・6年生時は切なさの方が勝っていました。
今回は現在進行形の話ではなく、少し昔のお話です。
上の子は早稲アカだったので、4年生の時は夏の合宿に初参加しました。
そこで全校舎の精鋭たちに出くわすのですが、
上位層、分厚いな~😱
と思わされたものです。朝からバスを見送って、帰りもまた迎えに行って、
帰ってきてから受験生らしくなったかな?
と思いながらも、9月最初の組み分けテストでは成績は上がらず、
このまま5年生になってしまうのでは?
周りはもっと伸びているのでは?
と思わされたものでした。
焦らず基礎を固めるべきでしたが、初めての中学受験で視野は広くなかった気がします。
組み分けテスト
と聞くと、親子そろって「さあ頑張るぞ!」という感じでした。
・・・テストは大事ですけど、日々の学習こそ力を入れるべきでした。
4年生の頃って、最初は
いよいよ受験生活が本格的に始まった!
よーし、ここから頑張って成績上位者を目指して第一志望に合格するぞ!
と思ってました。ですが9月くらいになると
こんなにたくさん、できる子たちが居るの?😱
という、鉄板のような最上位陣を認めるようになると思います。
まぐれとかでなく、
安定的に、いつも成績上位者で同じ名前を見かける
のですよね(早稲アカでは上位者は校舎+氏名がガラス張り)
よくよく考えれば、名前が出なくても毎月の組み分けテストで成績を見ていれば、
なかなか食い込めない最上位層
という壁は感じると思います。
今にして思えば、
最上位層を意識しても、ほとんどプラスになるものはなかった
とさえ思います。一周目の頃は俯瞰して見ることができませんでした。
今ならもう少し冷静になれます。
先取りをばっちり進めてきた子ども
ダブルスクールなどで徹底的に学習してきている子ども
生来や、環境によって学習ペースが速い子(4年生程度の内容ならすぐ理解できる※)
※学年が上がるにつれて難易度も上がるので、最初のうちだけ順応性による差も出る
そういういろいろな子どもが居ます。
わが子の学習到達度だけを見て地道にやればよかったのに、
周りのペース(ノイズ)が気になって、これではダメなんじゃないか?
という不安がよぎる最初の時期が、4年生の9月なのかもしれません。
でも本当は、
カリキュラム学習が始まって半年
じっくり基礎を身につけていく
授業への集中と学力の定着を図るための復習サイクルを確立する
といったことを意識すべき時期だったと思います。
学力がついてくれば、いずれ確実に成績は上がる
なんて、どっしりと考えたこともありませんでした。子どもによってペースは違うのに。
心境としては、
これから学習量は増えるし、下のクラスになったら基礎しかやらないし、
今のうちから上位に残っていなかったらもう上がれないよ
なのかなと思います。そういう焦りはありました。
でも間違ってたな・・・。
基礎を丁寧に固めていれば、体の発達に伴って学習をこなすペースが上がるし、何より
基礎に戻ってやり直す戻り工数
を、大事な6年生で発生させなくて済んだと思うからです。
4年生の秋は焦りの入口だったかなと思います。次回は5年生9月の思い出です👋