もうすぐ新4年生ということで、
入塾試験をどうしようか?
と考えている方も多いと思います。
あくまでも個人の印象と主観になってしまいますが、
私が感じた限りで、塾選びの参考になるかもしれない話をまとめます。
早稲アカは上の子がスーパーキッズから入試までお世話になりました。
SAPIXは下の子が通塾中です。
四谷大塚は低学年講座とマンスリー講座、季節講習で
上の子も下の子もお世話になりました。
YTテストや合不合も上の子の時に受けました。
日能研は短期講習とテスト、イベントは受けましたが、うちの子は通塾していません。
その代わり近所のお子さんが数名通塾していました。
あとは、各塾の説明会や入試報告会に毎年参加しています。
その経験と情報(といっても知りうる狭い範囲)で得た印象です。
まずSAPIXですが、
・上位層に合わせたカリキュラム
・復習ベースで親のサポートが大変
・テキストがプリントなので最新の動向に追従しやすい
・費用が高い
といったことが一般的に言われていますが、その通りだと思います。
早稲アカは
・体育会系で熱い授業や雰囲気がある
・面倒見が良い
・宿題が多い
・上位層に合わせたカリキュラムだけど、中堅からの逆転劇がある
と聞きますが、そんなことはないかな?🤔と思います。
まず、部活のような体育会系イメージはなかったです😅
座席も成績順ではありませんでした。
しかしテスト成績が個人名で塾内公開されますし(優秀者のみ)、
講師も他の塾生の前で褒めたりするので競争意識は持たされる感じです。
また保護者が教室に入れたので、
ご近所さんはお互いにクラスや成績を知る機会がある
というところも、親を巻き込んだ競争になったりします。
面倒見の良さは講師の人柄や、講師と塾生の相性によります。
宿題はSAPIXより少なく感じますが、
SAPIXと違って提出義務に近いものがある
ということで、多く感じるかもしれません。
でも上の子の校舎ではほとんど丸つけもしていなかったので、
提出さえしておけばいい
という抜け穴もありました(サボる子は当然居ます)
親が見ないとサボることができてしまいました😓
しかし授業はサボりようがなくペースも早かったので、
成績上位と中堅、下位はハッキリ分かれた印象です。
中身はSAPIXに近いと思いますが、親が適切に塾にお願いをしていけば、
SAPIXよりもしっかり面倒を見てくれます。
休み時間や時間外対応もあったので、塾生が質問に行けました。
SAPIXは休み時間もないので、講師を捕まえるのは子どもにとって簡単ではないかも。
この2つの塾の特徴と感じるのは、
ペースが早かったり、上位層に合わせている
というところです。
理解漏れがある場合、成績は下がりやすく上がりにくいと感じました。
親のサポートか、個別・カテキョが必要なこともあると思います。
四谷大塚は最近、復習にも力を入れている感じですが、
力を入れているというより、
・予習してこない子どもが増えた
・そもそも習うことが思考系に変わり、予習できなくなった
という背景を感じました。パターン系の学習は
・まず基礎問題を、例題を通して予習する
・練習問題で(例題を見ずに)再現する
・授業や定着度テストで応用する
・解き直しが復習になる
といったやり方ができたのかもしれませんが、
出題傾向が基礎の本質理解の応用
に変わってきたために、復習の比重が高まったと感じます。
四谷大塚のシステムは基礎トレーニングを自力でできるようにしていたり、
漢字や計算の小テストも校舎に貼り出されるので、
自力で応用まで進められない生徒でも基礎力がつくように考えられていると感じます。
日能研は少し特徴的に感じました。最初は合う・合わないが出ると感じます。
中学受験専門塾だからこそのノウハウなのか、
小学生はまだ中学受験に挑めるほど身体が発達してない
という前提なのか、
最終学年になるまではゆっくりめのペースで学習が進められる
ようになっていると感じます。
ペースが早くてスパイラルで繰り返すSAPIX
ペースが早く応用に進める子と宿題が中心になる子に分かれる早稲アカ
上位層はSコースで鍛えつつ、基礎を見てくれる四谷大塚
と違い、ひとつの単元をじっくり掘り下げる感じが日能研です。
但し優秀な子どもは3年生から、地域選抜のTMクラスを用意して、
別枠のなかなかスパルタな?コースも用意されてたりします😅
上の子の同級生は日能研でしたが、早稲アカに通う息子よりゆっくり学習したものの、
6年生の夏頃にはすべての単元を終えて、
SSクラスの息子と同じくらいの実力に仕上がっていました(Mコースの子でした)。
日能研だけは、子どもの発育段階に合わせたペースを大切にしていると感じます。
入試報告会も日能研だけは雰囲気が違うので、
ご興味の湧いた方は各塾の入試報告会に是非参加して、
子どもへの接し方の違いという見方をしてみて下さい😅
入試は長丁場なので、先行型や後伸び型などもあります。
これらは学力の伸び方というより発達曲線の個人差だと私は感じます。
転塾まではしなくても、現時点で焦らず6年生2月までを見据えて
塾を選んだ方が良いと思います。
カリキュラム的にはどの塾も6年生夏までにすべて終わるので、
教わる内容の違いはほとんどないと感じました。
あとは、SAPIXには自習室がないので、
本当に短時間で理解できるか、
自宅や図書館などでしっかり復習できる子
でないと、厳しいよなぁ😭と感じます。
下の子はSAPIX通塾中ですが、自宅で毎日復習してます。
この条件が厳しい場合は、サボろうとすればサボれそうな早稲アカも、
私個人としては厳しそうに思います。
早稲アカもスタンスはSAPIXに近い感じがしますし😅
「勉強の進め方」も含めて教えてくれる
という点では、四谷大塚ゆ日能研は小学生をよくわかってると感じました。
あとは校舎依存を確かめるためにも、
質問教室(有無でなく実質的に対応してくれるか?)
あたりは、通塾しそうな校舎で様子を見た方が良いと思います。
でも親が思うほど、
子どもは講師に簡単に質問しない
(成績が伸びない子は質問も器用にできない)
という落とし穴もあって、
何で質問してこないの!😡
となりがちなので、あてにはしない方が良い気がします。
質問教室を活用できるのは上位層(予備軍含む)の子ども
でした😭
上位だけでなく中堅・下位も教えてくれる塾にも、
本当に良さがあるよな
と思いました。それもあって娘の場合は転塾も含めて、
娘の成長に合わせてステージやギアを変えたりしています。
私が感じた塾の特徴、そして塾の特徴だけでなく
子どもの今の発達段階
子どもとの相性(接し方、席順などでない本質的な競争の有無)
を考慮した塾選びの大切さを、まとめてみました。
娘もまだ3年生なので、この先もSAPIXで続けられるかはわかりません😅
このまま続けられるように、これからも復習を頑張ろうと思います👋