2028中学受験(女子)in SAPIX

2028年2月に中学受験予定のブログです。SAPIXで勉強中。

一人目(2021年)の経験と現在進行中の取り組みを中心に記事を書いています

少しでも、誰かに役立つ内容や共感できる話になれば嬉しいです(一人目の時は初めてで大変でした)

すべての中学受験(親子)を応援します!

中学受験 9月の思い出(6年生)

前回まで中学受験9月の思い出をつづってきました。

girl.chugakujuken-challenge.work

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今回は最後、6年生9月の思い出です🍂

 

学年が上がるにつれて、4年生の時ほど、そして5年生の時ほど不安は感じませんでした。

不安要素がないのではなく、むしろもう

やれることが限られているから、テストの成績くらいで今さら不安にならなかった😭

という感じでした。

合不合でもNNでも、

良い点数を取れたり順位が上がったとしても、そうは続かないものだとわかってしまった

そんな境地だったと思います。

4教科で見れば既に学力の穴が開いているのは一目瞭然で、

もはや何かを諦めなければ時間が間に合わない状況

だったからです。

そうすると、抜けている学力の中から選択的に重点項目を見つけ出し、

今さらながらではあっても穴をつぶしておかなければなりません。なぜか。

実力相応校での番狂わせを防ぐため

でした。もはや

超難問は解けないかもしれないけど、ある程度の得点は見込める

ということがわかった単元は時間をかけず、

成績的には取れていなければならない問題で、穴がないかをあぶりだす

くらいしか、時間の余裕がないからです。

ですが息子の場合はこれが難しかった😓

子どものメンタルはそれほど強くなく、日々失いつつある自信と希望に心は弱まり、

少しでも自信のある科目や単元ばかり勉強して、穴から目をそらしてしまう悪循環

があったからです。受験生ですから机には向かうし、塾にも頑張って通います。

しかしやらなければならないことに手を付けられないのは、現実逃避になってしまいます。

何も「苦手分野の難問をやれ」ということではなく「本当に基礎から理解しようよ」であって、

自信をつけられる問題から取り組もうとしました。早稲アカの先生も、ある時期までは頑張りました。

でも息子の心はギリギリのところなので、いざ苦手意識のある分野に立ち向かおうとしても、

足が前に出なかったのだと思います。励ましは届かない。

ほんの一歩、勇気を出して一日一日を大切にすれば前に進めるのに。

でも、どうしても超えられない壁を見てしまうと、体がついてこない。

そういう状況があったかなと思います。この辺は子どもによって全然違うと思います。

最上位陣で落ちてくる気配のない子

基礎を固めてじわじわと成績を上げてきた子

後がない状況で自信を失っている子

様々な子どもが居ます。

NNコースでも、

その時の波や単元の得手不得手に左右されて、クラスが乱高下するタイプ

と、

落ちても2~3組まで。基本的に落ちてこない実力者たち😮

がはっきり分かれてきます。

もちろん9月からやっとNNに入ってくる子どもや、

下位クラスからスタートしたけどクラスを上げてきた

という子どもも出てきました。でもハッキリ言って、10%も居ませんでした。

どちらかというと、

奇跡を願って勉強する子よりも、奇跡は気にせず与えられた課題を全部やり遂げる

といった子どもの方が、最後に伸びる可能性はあると思います。

「奇跡を願うな」という意味ではなく、

奇跡に頼ろうとすると飛び道具に走る恐れがあるから

です。

基礎は穴だらけだけど、ひたすら過去問を解きまくって奇跡の1回に懸ける

みたいな心境になったら、最後まで学力の穴はふさがらないと思います。

 

🍂 🍂 🍂 🍂 🍂 🍂 🍂 ・ ・ ・

 

これまで4年生、5年生、6年生それぞれの9月を振り返ってみました。

中学受験における9月は、

夏休みという非日常(学校+通塾の生活リズムが崩れるから)

が終わって日常に戻ってくる時です。そういうものだと思えば、

各学年それぞれの秋においてまだまだやるべきことは見つかると思います。

 

私だけかもしれませんが、9月(の特にテスト)は切なかった気がします。

ですがやはり、勉強の基本は「焦らずにコツコツ」とだと思います。

子どもは意外と成績を気にすると思うので、親が

やるべきことをきちんとやれば、6年生の2月に一番力が出るよ!

と言ってあげることが、メンタルを支えるのに役立つかもしれません。

ただ6年生9月になると、もうかなり時間がない!😱

なので6年生よりは5年生、5年生よりは4年生のうちに

6年生の2月に力が出るように、目先の成績よりも足元の学力を見ていこうね

と働きかけた方が、6年生になっても成績が伸びる可能性は上がると思います。

 

9月は、見方を変えればあと5か月あるということです。

毎月を、追われるように過ごしてしまうとあっという間ですが、

5か月じっくり取り組むなら、何をやるべきか(やり残しをつぶしきるか)

と考えることもできるはずです。

特に、苦手分野と思っていたことで得点できるようになると、自信が戻ってきます。

最後の最後、親が付き添えない入試本番の会場で子どもを支える力は、

頑張ってきた自分を信じる心

だと思います。

やりきって清々しく入試会場から出てきてくれたら、それだけでも安心だと思います。

得点よりも学力を、そして何より自信をつけるために。

そんな風に9月から2月までの5か月を使うのも、良いのではないかと私は思います👋