前回からの続きですが、少し端折り気味に書いていきます😓
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先取りに関していえば、単元学習が進んでも、学力として身につかなければ消化不良です。
各教科の単元は長年の蓄積、集合知としていまの形になっていると考えられます。
カリキュラムやシラバスを製作する際は、母集団としての子どもたちを考慮すると思います。
子どもの(脳の)発達度・成長段階が正規分布上になっていると仮定します。
標準的な子どもにおける
4年生時点の発達度、5年生時点の発達度、6年生時点の発達度
に応じて単元が積み上げられていて、10歳を境に抽象度を大きく上げているとします。
すると先取り学習(当該学年より先の学習)をした場合、
標準より早熟な子どもは、消化しながら先に進める(進むほど厳しくなる)
→優秀とか関係なく、脳が12歳相当の構造化を完了しているかどうか。
先取りはどんどん進むので、いずれその子の成長段階が先取り限界点となり、
「これまで順調に先取りできてきたのに難しくなった」という時はくる
標準的な子ども(標準は良いことです)は、こなせるけど定着しない
標準あるいは成長が遅め(悪いことでも問題でもない、ただの個人差)の子どもは、
勉強自体が苦痛になりかねない
早熟でも飽和点があると考えると、先取りで学力をしっかり定着させられる子どもは
少ないケースであると私は思いました。そのように明らかに早熟な子どもは、
多くの大人が見過ごせないほど、普段から明らかに他の子と違うと思います。
ひとつの指標としては、
親以外の赤の他人である大人と、人として会話が成立する子ども
かなぁ?🤔
算数やパズルが得意とか、記憶力がすごいとか、一部の能力でなく、
総合的に大人と会話できる(知識は子どもレベルでよい)という意味です。
わからないことをわからないと言える
どの言葉がわからないのかを伝えて、言い方を換えてもらうことができる
自分の要求を自覚して言語化することができつつ、相手(他者という存在)を意識できる
こういった子どもです。滅多にお目にかかれませんが、居る時は居ます😅
もうひとつの見方としては、
わが子を見て「幼いな」と思う部分が一つでもあれば、早熟と思わない方が良いかな
です。紛らわしいですが、子どもらしさと幼さは別です。少し雑にたとえれば、
早熟=欲しい物は子どもらしい物(ゲーム、おもちゃ)だけど、要求の仕方が大人😅
幼い=欲求のまま(本能のまま)
です。算数だけが飛び抜けていれば難関校に合格するほど、甘くないですよ(感想😭)
娘は早熟にも見えましたが、過大評価(≒親の願望・色眼鏡)で早熟に当てはめようとせず、
少しおませだけど早熟ではない
と捉えています。一つでも幼い部分があれば早熟と(コンサバに😅)
子どもが親の期待に応えようとして壊れてしまう状況
は避けたい(ハイリスク・ハイリターンよりローリスク・ローリターンでいい)と思ってるので、
成長度 > 定着した学力 > 課題の進度 > 成績
の順で重視しています。逆順で並べたら教育虐待の匂いが・・・😱
なので、一周目(息子)よりも二周目(娘)の方が、学習定着度を重視するようになりました。
次回は
学力の定着度という見方も変わった
という話を書いてまいります👋