前回は、中学受験・9月の思い出(4年生)を書きました。
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上の子の時、5年生の9月は4年生9月より余裕がなく、また初めて
王者SAPIXの存在
を感じたものです。
息子は早稲アカのSSクラスでしたが、一口にSSクラスといっても割りと幅広いので、
SAPIXオープンを受けたりすると
上にはずい分たくさん居るんだなぁ😥
と思ったものでした。だからといって当時
SAPIXにすればよかった
と思ったことは一度もなかったのですが、5年生くらいからは
本番を意識した成績の見方に変わってくる
のを実感しました。他塾の生徒も同じ受験生ですから。
5年生の9月は
頑張れば成績は必ず伸びるという期待は、幻想に近いものだった
と知ったように思います。
周りもみんな頑張っている、エンジンがかかってきている
ということの本当の意味を味わった感じです。普通の頑張りだと現状維持なのです。
週に3回も夜遅くまで通塾している
宿題に追われながらテストもやって、新しい単元の復習もやる
これだけ子どもが頑張っていたら、成績は伸びると期待しませんか?
でも、
基本的にほぼすべての受験生が同様に頑張っている
んですよね!うちの子だけが頑張っているように見えてしまいますが、
どこのご家庭でもみんなそう思ってるはずです😅
かといって学習量を増やせばいいというものでもありません(こなすものではないから)
5年生の秋って結構現実を意識し始める頃だなぁと思います。
5年生くらいのテストで成績が伸びない理由は、難しい要素が含まれていると思います。
それは、
新5年生のあたりから割りとクラスがはっきり分かれてきて、
最上位陣が日頃から練習~発展に時間をかけるのに対して、
「上位の平均」から中堅にかけては、基本~練習、応用まで取り組む
という感じになるんですよね。授業ペースが違うのだと思います。
早稲アカでもSS1とSS2では、テキストは同じでもペースが違う感じでした。
最上位陣は最上位陣の中での戦いであり、自分自身との戦いでもある
みたいになってくるんですよね(私の印象ですが😓)
なので5年生の秋以降で最上位陣に食い込むためには、
4教科すべてにおいて基礎の穴がない学習を徹底する
目先の合計点数でなく、正答率の高い問題から順に確実に得点できているかを見る
といったことを、
結果に右往左往せず地道に取り組み、成績の安定化を図らなければならない
と感じました。なぜかというと、私の印象でしかありませんが
成績に右往左往する→合計点が気になる→得点できそうなものを優先する
といった展開になりがちで、
精神的に余裕がなくなってくるからメンタルが安定せず、学習が深く定着しない
という悪循環になったと思うからです。
本当なら6年生2月にピークを持ってくればよいものを、
ペースの早い子たちを見て動揺してしまい、自分のペースでできなくなる
となる状況に、なかなか気づけなかったと思います。
5年生の秋は基礎に戻れる最後のチャンスかもしれなかったのに、
毎月のテストが学習サイクルの中心になってしまっていたと思います😭
6年生2月までの3年間を見据えればよかったのに、
割りと毎月(それこそ当時はYTで毎週テストで)追われた感じで、
遊びたい気持ちもこらえながら苦手なことにも取り組んでいく
というのは、子どもが年相応に幼ければ幼いほど難しいことだと思います。
周りのペースや毎月のテストという圧をかわして、正答率とにらめっこしながら
基本に戻ることもできたのではないかなと思います。
今でも、
言うは易く行うは難し
で、
もし娘が同じ状況になったとしたら、冷静に対応できるだろうか?
と思ってしまいます。
ただあの時の不安や、先行き不透明な心許なさは今でも忘れないので、
少なくとも客観的に状況を観察することはできると思います。
5年生の秋は4年生の秋より現実が見えてきて、逆に落ち着いた部分もありました。
学力の穴を振り返るには、良い時期だったのかなと思います(うまくできなかったけど😭)
次回は、もう後がなかった6年生9月の思い出です👋