ここ数か月あわただしいので勉強はほぼ妻が面倒を見ていますが、
今回はそっと問題と問題用紙を見ました。但し算数だけ。
少し衝撃的でした。
大問1、これは計算の工夫をしようよ・・・と思う問題だらけですね。
教わってないのかな?🤔
低学年の頃から計算の工夫は嫌がっていた娘は
まるで成長してない・・・(スラムダンクをご存知の方ならこのフレーズがわかるはず😓)
とみなしてよいような解き方をしていました。
なぜ工夫が嫌なのかは未だにわかりません。本当にわからない😭
低学年の頃に教えようとしたら、本人いわく
面倒くさいから解いてしまえばいい!
と言って聞いてくれませんでした。
スラムダンクの谷沢君じゃないけど、今頃本当は困っていて
ここでは誰も僕にパスをくれません
と思ってたりしないかな・・・。困って悩んでくれれば教える出番ができるのですが😅
(1)頭の中で70001にも19999にも1ずつ足して楽ちん計算
(2)27をかっこの外に出す
(3)全部の項を8x□にすると思えば、400=8x50なので50-14が出る
(4)2mは200cmなので205-28にすれば200-23になる
(5)約数を使い、割り算に5・6・7・8が居るので、
12=2x6、14=2x7、10=2x5とみなすと
2x2x2÷8だけが残るのですぐ1が出る
そんな問題でした。いくつか力技で解いた痕跡があるので、ある意味すごいと思いました。
大問2に関しては、(3)だけ解き筋を変えてもいいかなと思いました。
私なら、500円玉を15個つかっていくらまで作れるか?から入りそうです。
娘は1000円札から入っていました😐
20個ないと10000円は作れないので、偶数の最大値は14で7000円まで。
ということは、そこから2個ずつ減らしていくので14÷2で7。
そして500円玉を1個も使わないケースが1つあるので8通りかな?🤔
大問3は問題用紙もいい感じだったので、理解度は悪くなさそうです。
大問4は(2)の解き方が・・・どうなのだろう?🤔
(1)が誘導になっているはずで、四捨五入して70かつ、6の倍数となるとBは66か72。
同様の考え方でCは48点か54点。Aは75~84の間で78と84以外。
まず押さえるのは
3人の合計が209点=奇数
ということです。Aしか奇数は取れないことになります(BとCは6の倍数=偶数)。
B=66、C=48だとB+C=114。209-114=95で外れです。
B=66、C=54だとB+C=120。209-120=89で外れます。
ということはBは72点です。
209-72=137ですから、137-48か137-54。137-48=89で外れ。
答えはA=83点、B=72点、C=54点になりました。
でもこの問題、もう一つコツがあります。
(解答と解説をまだ読んでないので、もし書かれていたらごめんなさい😓こっぱずかしいわ)
何でわざわざBとCが6の倍数かどうかなんて聞いてるの?
というところが気になります。しかも(1)では
考えられるすべての得点を~
とかいって、B=66か72、C=48か54と言っています。
これって
Bに6点足した時にCから6点引くのは同じこと
って言っています。つまり
Bの小さい方+Cの大きい方、またはBの大きい方+Cの小さい方、は考えなくていい
ということです。だってB+Cが同じ点数になるのですから。答えが2通りできちゃう。
そうすると残るのはB+Cが最大または最小の時だけ考えれば良いとなるので、
B+Cの最大値は126、最小値は114と考えると
114ではAが90点以上ないと209点には程遠いから計算するまでもないわ~
と頭がさらにサボる方法を見つけます。
私の考え方のクセは、
これならBとCはどうでもよくてB+Cで常に考えればいいじゃん
です。とことん抽象的に、欲しい答えに向かって最短距離を歩きたいのです。
この時点で消去法風にBとCはそれぞれ72点と54点。
もしAとBとCの得点がそれぞれ部分点になるなら、
Aの計算が時間切れでもBとCで大問4の(3)は66%を得点できたことになります。
もし2点x3の問題なら、全部空欄は0点でBとCが正解なら4点。決定的です。
入試ではこうやって1点をいかに回収できるかで合否が分かれますから、
空欄にしないこと
確率の高そうな答えからまずは書くこと
もセンスとして重要と思います。
ということで209-126=83で、いきなりA=83点でも良さそうです。
Aは83点以下ですから、一瞬で終わります。この問題に確かめは不要となります。
大問5と大問6は時間が足りなかったようです。
途中まで解いた形跡はありますが、考える時間はなかったことでしょう。
これらから推測したことは、
低学年の頃から
「処理速度を求められる問題になると得点が伸びない」
というところが変わっていない!😱
です。
私のブログの過去記事で(特に全統やリトルなどの四谷大塚テストになると)、
処理速度が求められるテストになると得点率が下がる
と何度も書いています。
大問1の計算の工夫しかり、大問2の(3)しかり、大問4の(2)しかり・・・。
この辺で5~10分はロスしていると考えると、
試験時間の10~20%を効率面で失っている
という計算になります。
難易度は平均化されていないので得点の10~20%には相当しませんが、
タイムロスだけでなく、計算ミスや後半戦に至るまでの疲れを考えたら、
今の得点は総合的な実力通りである
と考えられます。
計算の工夫などは学力といえるか微妙ではありますが、
入学試験には制限時間があるので、学力だけでなくテスト対応力も求められる
のは明らかです。
本当は低学年から計算の工夫や効率を重視した解き方を教えたかったところですが、
本人の興味と教えるべきことの優先順位の都合で後回しにしていました。
なのでそろそろ
もっとサクッと早く解けるようになりたい
何でみんなは早く解けるのだろう?
と思ってほしいところ。
時間をかければ解けるので、考える力や基礎力が不足しているとまでは思いません。
ですが、このままでは処理能力不足で
算数を得点源にできない
ということになります。
とはいっても、もともと
国語は得意そうだから、高学年になったら算数を得点源にできるようにしておきたい
と思って思考力や空間把握力を重視してきたのですから、
抽象思考に違和感を覚えなくなってきたら、効率重視のテクニックも磨きたいと思います。
入試に必要なスピードはそれでも間に合うかな、と。
問題用紙に書かれていた内容は衝撃的でしたが、
相変わらずかぁ
ということで、課題が変わっていないことを確認できました😌👋