娘の蔵書もだいぶ増えてきて、本棚の余裕がなくなってきました😓
フトコロの余裕もないけど🤣
そこで本の移動を含めて整理をしていたのですが、ふと気づくと
私が持っている本も娘がそろそろ読めそうだ
と気づきました。娘が少し読んで
面白い🤩
と初めて言ってきたからです。
とりあえず娘が読めそうで興味を持ちそうな本を、目の届くところに何冊か移動しました。
基本的には、今年の夏休みの読書課題が戦争関連の書籍となっていたので、娘が課題本に加えて
さらにいろいろと読んでみたい🧐
と思った時に、何かの出会いとなればという本を置いてみました。
(あ・・・でも本当に読み始めたら宿題や復習が進まなくなる😱どうしよう😥)
「ノモンハンの夏」はガダルカナルの悲劇につながる日本が抱える作戦・用兵の弱点や、
(とはいいつつも)日本に対するソ連の見方を変えるような戦果を挙げたといわれる史実です。
個人的には旅順攻略の二百三高地から変わらない、日本軍の体質にも感じます。
戦果は挙がるけれども代償が大きい。海軍の珊瑚海海戦とも似ています。
(なぜ今の日本では極端なまでに「人の命は何よりも重い」と刷り込まれるのか。
現代では持続可能性が意識されつつあるので、今度こそ変わりそうですね😅)
ステレオタイプに
- 軍が悪くて国民は犠牲者だった
- 机上の論理が得意なエリートの失敗(実際には頭脳でなく倫理観こそ問題)
と戦争を捉えるのではなく、
軍隊もまた国民で、家族のいる者たちが「仕事」として戦っていた
国民もまた戦争や軍隊に熱狂した時期があり、責任は特定個人や組織だけのものでなかった
といった視点(や疑問)を、娘にもたらすきっかけとなればと思いました。
勉学や知識だけで賢さを測るのは危険で、倫理や価値観といった
ある文化に内包される固有の思考系統
に関心が向いたらいいなと思います。頭脳も道具なので、使う側こそ重要であると。
娘は妻と一緒に朝ドラ「あんぱん」を観ているので、”のぶ”の苦悩と重ねて考えられるでしょう。
そこから、
どうしてステレオタイプの考え方が生まれるのか?
と疑問に思えば「姿なき敵」が面白いかなと思います。
だいぶ終演してしまいましたがプロパガンダの代名詞としていえば
ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男
もまだ上映してますね(2025年7月現在)。
現代のマスメディアなど、人民を操ることを具現化してしまった物語かと思います。
パンドラの箱ですね。今のネットやSNSも、手法は生きているように感じます。
もし娘の興味の方向性が
日本人の考え方や行動基準ってどういうことなのだろう?
と思うなら、「菊と刀」を紹介しようと思います。
あるいはなぜ戦争がなくならないのか?と思うならば、経済に関心が向くかもしれません。
戦争は経済の延長上にあり、戦国の世から現代に至っても
窮すれば人が人ならず(非ず)となることを誰も責められないのは本当に仕方ないのか?
他者に過酷な犠牲を強いない経済発展はないのか?
と悩むならば、問題を考えるきっかけとしてスティグリッツの本が入りやすいかなと思いました。
本当は「失敗の本質」も移動させようと思ったのですが、これはさらに難しいので
まずは「失敗学のすすめ」で、優秀な頭脳を持つ人間が作り出す失敗とは?
の入門としてみました。
「失敗の本質」を味わうには、インパール作戦など様々な史実やドラマを知っておいた方が良いので、
いま読んでもだいぶつまらないだろう😒
と思いました。
息子には別の本を何冊か紹介しましたが、無関心でした😓好みが違いますね~
本人の好きなジャンルやテーマがあるので、基本は見守りです。
私はKindleも愛用していますが、紙書籍もまだまだ大活躍です。
夏休みの課題が終わったら、時期的には読書の秋🍂
セミの鳴き声も聞こえ始めて夏もあっという間に終わりそうです。
時期によって蝉の種類(鳴き声)が変わるとかも理科で出てきた気が・・・🤔
この夏も良い学びの夏となればいいなと思います👋