前回の記事の途中で、
算数に必要な国語力の私のひとつの答えは
問題の熟読、そしてそこからの図示化・視覚化(→言語化・問題説明力=再現力)
です。「どういう問題か、説明してくれる?🤔」と聞いています😉
但し子どもは言語化に不慣れなので、ニュアンスや感覚が汲み取れればOK👌です。
絵や図で描いてみようよ(推しキャラなど使えればさらにgood👍)
は、ウチの場合かなりノッてきます😆
説明させる(その気にさせる)のがとても重要なので。
といったことを書きました。ここでは重要な具体の話が抜け落ちていたので
不親切かも・・・😥
と思い、少し掘り下げます。
わが家には後付けの壁掛けホワイトボードがあります。実はそれ以外に、
持ち運び可能な軽量ホワイトボード
も持っています。前は私が仕事で使っていました。類似品を紹介します👇
そしてもう一つ欠かせないのがこれ👇
PILOTのボードマスターです!(しかも全色。詰め替え用カートリッジも常備)
子ども相手には、この”全色!”が大事なんですよ~
普段あまり目にしない緑やオレンジは、すぐに使いたがります🤣
手を動かすきっかけになるなら何だってやるさ!💪
と思っています。緑やオレンジのお陰で
子どもがペンを持って何かを描き始める
ということのハードルが低くなるのです。いつかわかります、きっと。
子どもの頃、何色のクレヨンを使ってました?私は12色でした。
18色セットを持っている子って、ちょっと得意気だったりしませんでしたか?
それこそ
24色セットで見たことない色まで持ってる🤩
なんて子はスターでした。そんなの売ってるんだ、へー!みたいな。
24色セットってこんなに重たいんだー
12色セットってかっるーい
と、子どもながらに格差を感じたものです。たかがクレヨンで。
子どもは問題の説明や法則の言語化は苦手ですが、感覚は何かしら掴んでいます。
他に手がかりがない以上、子どものニュアンスや感覚はとても大切で、
これを見逃さないように気をつけています。また、絵や図を描いてもらったり、
あるいはこちらから描いてあげると、お互いの頭の中に同じ絵が共有できます。
実際にホワイトボードを使った例を、以前書きました。
girl.chugakujuken-challenge.work
また、いきなり問題の分析とかを始められない時もあるので、そういう時は、
ねぇねぇ、とりあえず落書きしてよ
といって脱線させます。めちゃくちゃな話ですが、とりあえず手は動き始めます。
これによって手を動かすハードルが下がり、たいてい機嫌も良くなってくるので、
問題の一番易しい部分から視覚化を行っていきます。脱線、意外と大事です👆
床や周りが汚れた時は、アルコールスプレーとティッシュで拭くと簡単です。
さて、お気づきの方も居るかもしれませんが、実は
問題把握力と言いながら、問題説明がうまくできている時の話ではない
のです。
いま私が説明しているのは、
問題把握ができなくて娘がイライラし、どうしたら把握できるかハマってる時
の話なのです。この
問題把握ができない時にやっていたこと
が、
問題把握能力(応用力)の向上に直結していた!
と、後からはっきり感じました(後付け理論かいっ✋)。
親目線では
わかっていることを、わかりやすい言葉で説明させること
に目が向きがちですが、
実は
わかっていないという気持ちや状態を表現させること
が一番重要だったのです。ホワイトボードを使うことで、
何がわかっていないかを視覚化できる
ということが、ものすごい発見でした。
娘が「頭と心の中でわかっていなかったこと」が、はっきりわかるようになる!
子どもは言語化がうまくないので、話せないし書けないのだと思います。
あるいはすっきりしてないから不機嫌で、その状態で親と一緒にいるだけでイヤになります。
そんな時にホワイトボードを使うと、最初は脱線(気分転換)しながら、でも合間合間に
問題文を図にしてみようか。こうなるんだよ。ここってわかる?
とか、
こういう風に考えたらどう?
と、考えるための材料を提供することができます。面白おかしく描きながら🤩
わかってなくて困ってるのに「書いてみなさい!」はダメですよ。
一緒に落書き気分で問題の内容を描きながら、わかってないところがどこかを親が探るのです。
わからせることが目的でなく、子ども自身が「わかっていないことを説明する訓練」
ですから、
とにかく書かせる・しゃべらせるができれば、8割成功
です。
こうやって、
問題についてわからないことを説明する
わかる問題は、問題の要旨を説明させて再現する
を繰り返していくうちに、言語化プロセスが育ってきたようでした(結果論😅)。
そうなんですよ。気づいたら娘一人の時でも、まるで自分で自分に説明するように、
わからないことを書き出すようになってきたなぁ~
と思う場面が増えたのです。これって私が娘にやってる感じじゃん!と。
わからない時に問題の何がわからないかをホワイトボードに描く
そうやって思考プロセスの手習いを繰り返す
ああ、これが問題把握力を身につけるための力になったんだな、と。
まるで、親熊が子熊にエサの獲り方(ホワイトボードに頭の中を描き出すこと)を
教えていたかのようですね😉
ということで、
ホワイトボード、おすすめです👆
ボードマスター(全色!)、おすすめです🤩
脱線しながら好きなだけ描いて、まずは”書くこと”のハードルを下げましょう👍
です。
数か月から1年くらいはかかるかもしれませんが、子どもの手は動き始めます。
毎日やる必要はありませんが、頭を使うべきここぞ!の時にやると効果的ですよ👆
1サンプルに過ぎませんが、問題把握力(応用力)がどう育ってきたかの話でした~👋