逆転合格
上の子の早稲アカ時代によく聞いたフレーズです。
ネット記事にも出てきたりします。
今頃の時期になると、
このままでは第一志望はとても厳しい😰
という現実が見えてきたりします。
かくいう私も、上の子の時に厳しい晩秋を味わいました。
個人的な印象でしかありませんが、私は
逆転合格という言葉には違和感しかない
と思っています。
ここでいう逆転合格は、
到底持ち偏差値が足りないのに、
たまたま本番で奇跡が起きて合格できた
みたいな話です。
偏差値的に届いていなくても、本番に間に合うことはあります。
実際に目の当たりにしたこともあります。
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あくまでも私の印象でしかありませんが、
では、偏差値が届かないのに合格するのはどんな時だと思うか？
というと、私は以下の条件が揃っている時かな🤔と思います。
- 基礎学力があって、基本事項には穴が少ない
- 致命的な教科がない
- 問題の意味は理解しているが、答案が作れてない
言い換えれば、
地道な努力はしてきたが、アウトプットすることに慣れてない
という時です。
こういう時は、
模試の成績はいつもイマイチだけど、本番には間に合う
ことがあり得ると思います。
模試で安定して好成績が取れる子どもはオールラウンダーだと思います。
一方で、頑張ってるけど成績が伸びない子どもも居ると思います。
得点するためには採点者がマルをつけられる答案を作らなければなりませんが、
模試は入試問題みたいな特徴的なメッセージではないので、
学力とアウトプット能力の両方が備わってないと得点しにくいと感じました。
一方で、入試問題は学校のカラーが出るので、
この問題にこういう答案を書ける子が欲しい
というところがあります。
学校の求める形でのアウトプットの出し方は、
よほど相性が良いか、とても器用な子でない限り、
その学校に合ったアウトプット訓練が必要だと思います。
だからサンデーサピックスや、ＮＮといった学校別特訓が成り立つのだと思います。
志望校の真の姿は、過去問を解き続けて始めてわかる気がします。
これから君たちにこういう授業をするからね
というダイレクトなメッセージがあると感じます。
なので、先に上げた条件が揃っているのに学校別特訓やテストが振るわないなら、
まだ問題と理想の答案がセットで身についていない
のだと思います。
なぜこういう出題なのか
なぜこの出題の解答はこうあるべきなのか
この関係が見えるとアウトプットが出せるようになると感じます。
疑問を感じずに、導かれるように答えが出せる。
それまでバラバラだった基礎学力のピースがカチッとはまり出す。
私はこれが逆転の瞬間だと思います。
でもこれは逆転ではなくて、
合格する力のある子がどうにか間に合った
のだと思います。
なので
逆転合格は、あるといえばあるだろうけど
と思うのです。
今はまだ１０月なので、順位がなかなか上がらないなら、
まずは少しでも穴をなくすことだと思います。
本当に時間はないので、間に合わないかもしれません。
でも
合格できるはずの学校で不合格になる
という不測の事態を避けるためにも、穴つぶしは必要です。
そして学校が求めるアウトプットを作れるようにするには、
学校別特訓か、その学校の対策ができるプロ（個別や家庭教師）の力を借りるのが良いと思います。
あと、冠校みたいなところでなければ、
入試直前の入試説明会での出題ヒント
を必ず確認したいところです。
厚かましいと思わずに、どんな問題が出るのか、
どうしても合格したいのだけど、どんな対策が有効か、
そういうことを聞くことを勧めたいです。
私は実際に学校の先生、教科担当だけでなく広報の方にまで、
個別に直接聞いたりしました。
そうすると、割りとヒントというか耳より話を聞けたりします。
プラスになることはあってもマイナスにはならないです。
過去問に取り組んでいるのだけど、社会が今ひとつで
みたいな話を仮に相談したとすると、それに合った話を聞けることもあります。
逆転合格という言葉には疑問を感じますが、対策がないわけではない。
基礎を固めること
その学校の出題と解答をセットで学ぶこと
学校に入試問題や過去問の相談をすること
こういう努力は無駄にならないと私は思います。
あくまでも私の印象と経験でしかありませんが、
無駄になるようなことは言ってないと思いたいです😅
秋から冬は追い詰められることも多い気がしますが、
運頼みの奇跡ではなく、あとひと伸びのためにできることを、
最後までやり切るのがいいと私は思います👋
