今朝、テレビのトップラインで
四谷大塚の盗撮事件で2人目の逮捕者
と出ていて驚きました。
以前逮捕された森容疑者のチャットに「先輩講師とのやり取りがあった」とされていましたが、
やはり同じ二子玉川校舎に別の共謀者が居たということです。
(森容疑者は既に逮捕されています)
簡単にまとめると
逮捕されたのは元講師の中村成美容疑者(26)
”やっと”四谷大塚自身も個人情報保護法違反の疑いで書類送検(※)
中村容疑者は森容疑者に7歳児童の盗撮を依頼し、盗撮中に見張り役を実施
と報道されています。※個人情報保護法違反は、管理者である法人にも適用(使用者責任)
森容疑者の事件から中村容疑者の逮捕まで1か月以上開いています。
いったいいつ四谷大塚をやめたのでしょうか?つい最近だったりしないのでしょうか?
森容疑者に盗撮を依頼していたということは、勤務時期は結構重なっていたと考えられ、
あえて退職してからの逮捕にしたのではないか?と疑いたくなります。
同じ校舎から現役講師が何人も逮捕されるのを避けたくて、辞めさせてから逮捕か?と。
ここまでくると、
森容疑者を中心として、他にも複数の講師が関与していたのではないか?
他にも同様の人間が居たことで、森容疑者が大胆な犯行に及べる機会があったのでは?
もし周りがモラル意識のある講師・職員だらけなら、森の犯行機会は少なく摘発も早かった?
と思う部分も出てきます。
業界にそのような温床があるのなら、それを抑制する仕組みは本当に喫緊の課題だと思います。
つい先日、日本版DBSの臨時国会提出が見送られましたが、
制度は運用とセットですし、改善していくことも可能なのに提出自体が見送られています。
私はこの動きが、政局の道具に利用されたように感じています。
法案の内容は3年近くかけて審査をしてきていたものですし、前科でなく前歴であったり、
塾は実質義務化になっていたりなど、現行の法案とバランスを取ることも考慮されていました。
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根拠となる法律がなければ塾やスポーツクラブが自主的に改善しようとしても、
すぐに限界となってしまいます(人権問題、雇用機会の平等性など、いくらでも限界はある)。
2人目の逮捕者が今頃出てきたことには若干の違和感も覚えますが、
この先ほかにも逮捕者が出てくれば、DBS導入を遅らせている政府・与党に批判が向かいます。
これすらも政局に見えてしまいますが、そもそも本丸である学校への導入もあるのだから、
議員の方々にはしっかりやってほしいです。
※練馬区の元校長のおぞましい事件も記憶に新しいところです
性犯罪を”裁くこと”ばかり議論するのではなく、
犯罪の防止、教育による社会意識の向上を図っていくことも大切ではないか?と思います。