2028中学受験(女子)in SAPIX

2028年2月に中学受験予定のブログです。SAPIXで勉強中。

一人目(2021年)の経験と現在進行中の取り組みを中心に記事を書いています

少しでも、誰かに役立つ内容や共感できる話になれば嬉しいです(一人目の時は初めてで大変でした)

すべての中学受験(親子)を応援します!

子どもにとって問題の難易度が上がる例

たまたま等差数列の問題が出て、

ああ、こうやって子どもには難しくなるのね

※抽象的な問題だから、手を動かしてわかる(具体)ところからやれば解けたかも

という話を書きました。

girl.chugakujuken-challenge.work

その流れの中で

問題の本質を見抜けるようになってほしい

と書きました。難問であっても真の姿がわかれば攻略できるよ、と。

そこで、

どうして(子どもにとっての)難問になってしまうのか

の例を、具体的に作ってみました🤔

私も子どもの「わからない!😡」の気持ちに寄りそうことに常に必死です。

「なんでわからないんだろう?🤔」と思ったら私の負け😅

子どもの「わからない」を大人の私が

どうわからないかがわからない

となったら、もう教えられないのかな、と。

大人の沽券にかかわるので、どこがわからないのかを必ず見つけたいです。

勉強しなければならないのは、娘よりも私の方だと思っています。

算国理社よりもむしろ、心理学や脳科学とかメンタルコントロールとか、

何を学ぶべきかを考えるところから始まる分、大人の学びは奥が深くて面白いと思います。

といっても、私がところどころかじったくらいで”学び”とは言えませんが😚

 

中学受験における算数の難問はだいたい、

ヒント、誘導(条件提示)、図をなくして文章題にする

文字だけで情報を与えるため文章量が長くなる

という構造になっています。数学の天才が解くような問題(たまにあるけど)ではないです。

6年生になると急に問題が難しくなるのは、ヒントや誘導が減るから

と、以下の記事でも触れました。

girl.chugakujuken-challenge.work

 

娘はまだ

持っている知識をフル活用して初見の問題に挑む

という点で発展途上です。

学年が進めば知識は増えます。脳も発達して応用も利きます。

娘は等差数列がスッと解ける子ではありませんが、

低学年という時期を活かして、そのような子たちと似たような思考回路に近づきたいです😅

 

さて、お待たせしてすみませんでした。同じ問題が難しくなる例です。

前回記事で触れた数直線と等差数列ですが、以下のような問題を低学年で解けるか?は

割りと面白い気がします(個人的に)。

どれも同じ問題なのですが、出し方で抽象度を高められます。

どんぐり方式のように、

わかっていることを図にしてみる・手を動かしてみる

ができるようなら、ギブアップというまでは見守った方がいいと思います。

読んだ時点で「わかんない!😡」と言われたら、

図(数直線)を書いてあげて種明かしすればいいかなと思います。

三つの問題は連続して実施するよりも、少し間を開けた方が良いと思います。

(1)□にあてはまる数を答えましょう

(2)次のように数が並んでいる場合、10番目の数はいくつでしょう

    2, 9, 16, ...

(3)下の図のようにブロックをつんでいく場合、10だんめのブロックは何個でしょう

(1)は数の性質の理解を助けてくれる図、「数直線」が与えられています

(2)では数直線がなくなり、数の性質だけが示されます

(3)では数が隠されて(数の性質から遠ざけるため)、ブロックに置き換わっています

(3)から解かせて、(1)だったら解けるという体験をするのもいいかもしれません。

どれも同じ問題なんだ、と気づくことに発見や楽しさがあります(子どもは😅)

ちなみに

・奇数は何個ですか

・(ブロックが白黒隣り合わせになっていて)10だんめの黒いブロックは何個ですか

という感じで、数の性質の延長で複雑にすることもできます。

奇数に偶数をかければ偶数、奇数に奇数を足せば偶数、みたいな性質です。

マンスリー講座に出ていた「合計の数」を求めるのもいいですね。

真ん中の数と総数が出ていれば、合計が出せるというやつです。

girl.chugakujuken-challenge.work

 

このようにして同じ問題の難易度は、いくらでも上げることができます。

また、問題を解けるだけでなく

この問題はこういう性質(規則)を利用しているから、こう解くのが正解

この問題はこういう性質なので、計算するより図で考えたら秒殺できる

といった解説ができるようになれば、問題把握力が身についたといえるでしょう。

 

難問でも初見でも勇気をもって解いていけるのは

この問題の本質・真の姿は何だろう?

と、探求心をもって「問題そのものを知りたい!」と楽しめる子かな、と思います🤗

できるなら

こんな問題を出す学校の授業を受けたい!

こんな問題を出す先生に教えてもらいたい!

と思えるほど、問題の虜になってほしいなぁと思います😍