前回は実際の成績を分析してみました。
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娘は算数と国語でそれほど大きく偏差値が異なることはありません。
ですが算数の成績には波があり、国語は安定的に好成績を収めています。
特に他塾のテスト(カリキュラムや出題傾向に違いがあると考えられる)を受けても、
国語は好成績を収める、算数はその時のテスト次第
という傾向が如実に出ています。危険なのは、この結果だけを持って
娘は国語が得意で算数が苦手である
と、親(私)が決めつけてしまうことです。
実際に成績を見ると、算数は正答率の高い問題をいくつも落としており、
学力の穴(特定分野ですっぽかした?)
処理能力の不足(効率よい計算方法や練習の不足)
問題の精読不足(解くことに夢中になり、出題分析がおろそか)
といった問題を抱えていることがわかりました。
小数や分数が苦手だー
図形が苦手だー
移動や回転が苦手だー
といった、特定分野の苦手意識とはまったく異なるのです。
「学力の穴」「処理能力不足」「問題の精読不足」は、どの科目でも起こりうる話です。
ですので、これをもって「算数は苦手」というのは危険であり誤りであると思います。
逆にこれを認めるということは、
高学年になって、算国理社すべてで
- 処理速度
- 問題や資料の精読
- 知識の多寡(≒学力の穴)
が求められたら、成績が落ちるのは仕方ない
ということです。
算数が強い子は受験に強い
は、算数では上記3項目のパラメータが顕在化しやすいからなのでしょう。
難関校に合格する子、優秀な子と言われるような子は、上記の穴は作りません。
正答率の高い問題で失点があった時に、その原因が何であったかによって対策も変わります。
基本的には
- 処理速度不足 = 練習量不足、効率性の軽視が問題
- 問題の精読不足 = 取り組み姿勢、言葉の置き換え不足、視覚化の軽視
- 知識の多寡 = 単元学習のノルマ化
と考えられるので、それに応じて丁寧に穴をつぶしていくことが大切です。
もちろん一朝一夕に改善される問題ではないので、地道に取り組む必要があります。
しかし続けていれば各種テストで
正答率の高い問題では失点が目立たなくなってきた
という変化がすぐに表れますので、改善方針が間違っていたかどうかは判断できます。
今のところはこのやり方で成績は安定化傾向にありますし、
大崩れしない得点構成になりつつあります。
これから理社が増えたり問題の抽象度が増したり(内的要因)、あるいは
4年生から受験生総数が増えて、結果的に上位層も増えた(外的要因)によって
成績が下がることは考えられます。
そのような時こそ復習テストや確認テストで分析を行い、
穴のない学力を作っていきたいと思います。
個人的にはとても重要なことを書いたと思いますが、参考になればいいなぁと思います😅👋