前回から引き続き、
ネット記事にあった保護者の声に思うこと🤔
の続きです。
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今回は、
塾の学習についていけない
成績が上がらない
という声に思うことです。
「塾の学習についていけない」
- 基礎事項の理解がいつまでも追いつかない
- 宿題で手一杯で他の苦手単元に取り組む余裕なし。土日もなし
これらを「やる気の問題」と捉えていないのであれば、技術というか、
対処方法を考えることで改善していける可能性はあると思います。
一番最初に思うことは「優先順位のつけ方」です。
基礎でなくても、学習が追いつかない状況であれば、その時の負荷が合っていないと思います。
何かにつまずいている時は、思ったよりも前段階の基礎でつまずいているかもしれません。
前の学年の単元でつまずいている
という可能性だってあると思います。数の概念などは1年生の数直線まで戻った方が、
引っ掛かっていたものが何か気づく
ということもあると思います。
よくわからないけどパターン思考でやり過ごしてきた
という学習なら、カリキュラムが進むにつれて抽象的要素が強まると、
何が何だかわからない😵
ということが起こります。数の性質でも〇〇算でも、速さ、図形、面積でも、
基本問題はパターン的に解法を覚えて再現するだけだったから、楽勝で解いていた
このような状況では、問題は解けるし成績も悪くないので、できている気がしてしまいます。
しかし基本事項を疎かにしていると、応用段階でパターン的解法がすぐ適用できず、
学習についていけないという現象が出てきます。
このような時に私が気をつけていたのは、
解けただけでなく、問題の本質(何を学ばせようとしているか?)
を尋ねることでした。拙い言葉で良いので、問題のポイントを説明させることです。
これはこういう風に解く問題だから
みたいな説明の時は、大体ただ解いているだけです😅
計算問題ひとつ取り上げても、計算の工夫を求めていることもあれば、
小数を分数に置き換えて考えてほしいとか、求められているものがあります。
これはセンスと思われるかもしれませんが、センス的要素は後付けでも伸びます。
なのでもし学習についていけないと感じたならば、基礎的概念の何が抜けているのかを
もう一度点検する方が良いと(私は)思います。なぜなら、そのまま手当てをしないでいると、
もっとカリキュラムが進んだ時にますますわからなくなり、後戻りの時間もない
という状況に陥るからです。
基礎を固め直せば、高学年になってからの体力と効率アップによって、
巻き返せる可能性が出てきます。基礎ができた後は
応用問題によって再現性を確認し、頭の引き出しを円滑にしていくこと
になるので、どうしても練習量では差がついてしまいますが、
基礎ができていれば穴がなくなった分だけ成績が安定するので、最後まで頑張れます。
基礎事項でつまずいているなら、もっと根本的な基礎に戻ることも大切だと思います。
長くなってきたので
宿題が手一杯で・・・
については、次回に持ち越したいと思います😓