一人目(2021年)の経験と現在進行中の取り組みを中心に記事を書いています

少しでも、誰かに役立つ内容や共感できる話になれば嬉しいです(一人目の時は初めてで大変でした)

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その3:マンスリー講座3年生3月 2024年

今回もまだ大問1の続きです・・・時間、大事なことなのでまとめておかないと振り返れない😅

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大問1の3は「時差」が入ってくる問題です。先に言ってしまうと、この問題を見た私の感想は、

速さの問題におけるダイアグラムの導入につながっているのでは?🤔

と感じました。違っていたらごめんなさい💦

大問1の3

日本とイギリスには9時間の時差があります。日本が昼12時の時、イギリスは朝3時です。

(1)日本を日本時間の3月13日午後2時35分に飛行機で出発すると、

   イギリス到着予定はイギリス時間の3月13日午後6時5分です。

   飛行機に乗っている時間は何時間何分ですか?

いきなり時差ですね~😅えぐいな。

娘は時差をよく知っていたので、問題自体には抵抗がなかったようです。というのも、

私が1~2カ月に1回は海外に行ってしまうので、小さいころからビデオ通話などをして、

パパは今回〇〇に居るから、今こっちは何時だよ~

日本は夜9時だよね~。明日も学校だからそろそろ寝ようね~、おやすみ~💤

という会話を何度もしていました。最近では珍しくも寂しくもないようで、機会は減りました。

私が寂しいだけです😭

ビデオ通話もありましたし、海外旅行経験もあるので時差の存在は娘も知っています。

その理由も、地球が丸くて朝昼晩が来るタイミングも違うから、時刻をずらしていると知っています。

問題に対する疑問はなかったようですが、先生は計算で教えたようで?難しく感じたみたいです。

そこで私は、表にするとわかりやすいよ~と教えました。

仕事で使うOutlookが複数のタイムゾーン表示になっていて、表だと管理がとても楽だからです👆

たとえば(1)の問題なら以下のように書きます。

途中に移動時間があるため、行をずらすのがポイント

です!

そうすると子どもは視覚的にすぐ理解して、

日本時間の右横を埋めればいいんだ

とわかるので、問題をすぐ解くことができます。

もう一つのポイントは

24時間表記を知っていること

ですが、これは既に学習済みでした。計算しやすくなりますからね👍

ということで、イギリス時間だけで考えて

18時5分ー5時35分=12時間30分

となりました。この形で解いていければ、次の(2)は簡単になります。

計算で解いていたら、近道のつもりが遠回りになる、かもしれません。

(2)イギリス時間で3月17日午後7時25分に出発すると、

   日本到着は何月何日の何時何分になりますか?

   但し飛行機に乗っている時間は(1)で求めた時間より30分短いものとします。

こ、細かい・・・😱偏西風を考慮しろっていうことでしょうか。

いずれにしても手順通り解くのが正しくて最短かと思います。まずは表にします。

日本時間を埋めると以下のようになります。

そして(1)より、飛行機に乗っていた時間は12時間30分であるとわかっているので、

日本の到着時刻は以下のようになります。

そして条件として「飛行機に乗っている時間は30分少ない」とあるので、

到着時刻を30分早めて月18日午後4時25分

と計算すれば完了です。

表にして視覚化すれば難易度がぐっと下がります。

娘は表形式にするというアイデアをとても気にってくれたみたいで、

これなら簡単じゃん

とすんなり受け入れてくれました。

ここまでは普通に解いただけの問題ですが、私はここからダイアグラムへの導入を感じました。

表を左に90度回転させて数直線にすると、あら不思議。

ダイアグラムですよね。これがあれば、たとえば(3)が以下のようにあったとして、

(3)イギリスを(2)のように出発する飛行機と同じように、

   日本を午前6時に出発する飛行機があります。

   2機の飛行機は高度が違うためぶつかりませんが、お互いに同じルートを飛行する場合、

   2機の飛行機がすれ違うのは日本時間の何時何分ですか?

と問われれば、上の図にもう1機の飛行機の線を追加して、交点の時間を求めるだけです。

  • 時系列を数直線にする
  • 複数の数直線を組み合わせる
  • 表から数直線に書き直してダイアグラムを完成し、2つの動点の位置関係を求める

どうでしょう。これらはそのまま入試問題に頻出する分野です。パターンで解くのではなく、

時間に関わるもの、さらに動作が加わるもの、要素数が増えるもの、という観点で問題を読めれば、

どんな応用問題であっても(初見であっても)その場で対応できると思います。

ただでさえ時間という抽象概念を持ち込んでいるのに、速さに関する要素を盛り込んでくる。

マンスリー講座の建てつけもなかなか難しいものを要求するなぁと思いました。

とはいっても、気づかなければただの問題なので、

講師にどこまで「教えたい」と思わせるかは、その年の生徒の飲み込み次第

という側面もあります。授業の進みが少し遅くなってきたというのが気になります。

これでやっと大問1が終わりました・・・。娘にどこまで教えられるか、私も緊張です👋