一人目(2021年)の経験と現在進行中の取り組みを中心に記事を書いています

少しでも、誰かに役立つ内容や共感できる話になれば嬉しいです(一人目の時は初めてで大変でした)

すべての中学受験(親子)を応援します!

算数センス・エクタスがWeb公開していた問題を解いてみて

昨日の記事で、エクタスがWeb公開していた低学年向けの問題があると書きました。

girl.chugakujuken-challenge.work

遊び感覚で娘👧が一問解いてみたのですが、なかなか面白かったです。

チャレンジした問題はこちらの小3算数②です。

どんな風に解いたかというと・・・(解法はもっと良いものがあるかもしれませんが、

うちの場合はということで😅)。

 

まず娘は

右辺側にある合計10個の〇に0~9の数字をひとつずつ使う

という主旨に気づくまでに2分ほどかかりました😅

思考系問題は主旨を汲み取るのが難しいですよね(ここは同意がほしいなぁ)。

主旨を理解した後は、なかなか良い閃きがありました。

四谷大塚のマンスリー講座が娘にとっては大きなきっかけとなったのですが、

数の性質を意識する

という後付けセンスを感じるようになりました。学習を始めた頃は

100までの数字を覚えても、数なんてどれもみんな一緒

という感覚だったのですが、数の性質や数列に特化した問題をこなしたことで

  • 数には特徴がある
  • 奇数は奇数同士の掛け算でないとできない
  • 割り切れない数(素数)は特殊
  • 掛け算で一の位に5が入ると、答えの一の位は0か5しかない
  • 7や9の段の掛け算はユニークな答えが多い
  • 逆に一の位が7とか9になる掛け算も組み合わせが限られている

といった意識です。ですので、組み合わせ問題や書き出し問題に取り組む際に、

センスいいなぁと思う数字からアタックするようになった

数字を漠然と扱うのではなく、条件を絞り込むように順番を考えるようになった

という変化が明らかに芽生えました。算数のセンスを後付けで獲得した感じです。

 

さてエクタスの問題ですが、娘はまず

9を使おう!👆

と言って、一の位が9になる九九の掛け算を思い浮かべました。

9は十の位に使えないし、9を作れる九九というと3x3以外では・・・49だ!

といって、一つ目の数字ペア(十の位と一の位を合わせたペア)を確定させました。

そこからは書き出しです。

使える数字は

0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9 → 0,1,2,3,5,6,7,8

となりました。ちなみに本当に算数センスのある子どもだと、次は7か8に着目すると思います。

でも順番的には8よりも7が先です。

7が良いのは、九九の答えで作れる二桁の数字が27と72だけだからです。

これで万能な偶数「2」を消せます。すると8を使う二桁の数字のうち、

既に消えた4と2がなくなるので、18,2848,81で1と8のペアが確定するからです。

娘の場合は、今はしっかり書き出して0,1,2,3,5,6,7,8を使い、

10,12,15,16,18

20,21,25,27,28

30,32,35,36

56

63

72

81

と、九九でできる二桁の数を列挙しました。十の位の数字ごとに行を分けるのは

意外と重要な作法

じゃないかな?🤔と思います。このような書き方だと数字が見つけやすいからです。

左から全部1行で書いてしまうと、見つけにくいんじゃないかな・・・と😅

こういう

数字を並べる、条件を整理する

といった時のやり方(ベン図や表を使う、不等式を使うなど)が、いずれ得点力の差になります。

ミスを防ぐ

効率化により解答時間の短縮と疲労の軽減になる

という形で差がつくからです。なので教える時には「問題と解答の理屈」よりも、時には

問題に対してどうアプローチしたか、その思考と”動いた手の軌跡・プロセス”を見せる

ということに時間を使っています。ホワイトボードでワイワイやる時とかも😉

この解き方COOL!

と思ってくれれば子どもは真似して取り入れてくれるので、そこが教科書にない学習ともいえます。

さて

10,12,15,16,18

20,21,25,27,28

30,32,35,36

56

63

72

81

まで書き出してしまえば割りと簡単😜

7を使っているのが27と72だけということに気づくので、はい、2と7が消えたー!

※ここも大事なのですが、娘は

問題の主旨的に、十の位と一の位の数字は入れ替わってもいい

ということに気づける柔軟さも持っていました。答えに0~9を使えばいいだけなので、

どんな掛け算かはまったく問わないという・・・なかなか面白い問題です。

 

2が消えれば2を使う数字がまとめて消えるので、数が減る~🤪

10,12,15,16,18

2021252728

30,3235,36

56

63

72

81

同様にして8に着目して18と81も消すでしょう(上でオレンジ色のところ)。

すると十の位で1を持つ数字がすべて消えるので、残りは

30,35,36

56

63

の5個。0が使えるのは30だけですから、これで3を消して56だけが残る、と👍

答えは

49

72(27でも可)

81(18でも可)

30

56

で、0~9をきちんと使うことができました~🤗

 

1年生の途中までは「算数はあまり好きじゃない😒」

2年生の後半からは「私、算数もできるかも?🤔」

そして今は「私、算数が楽しくなってきた😍もっと難しい問題を解いてみたい🤩」

と。

難しいと感じて止まっていた手、とっかかりが掴めず不満だけが募っていた算数

これが、

どの数字からアタックするか、図形のどこに着目するか

といったことを考えるようになり、算数が得意なタイプの思考回路に変わってきました。

闇雲に解こうとするのではなく、まず問題の正体をじっくり見抜こうという🧐

とにかく、よく手が動くようになりました🤗

私としては解けても解けなくてもその方が嬉しい・・・😭

自ら考えられる子は、勝手に伸びていくようになりますから🤣

 

個人的にはSAPIXでの学習(これはむしろ基礎の定着かも?)よりも、

マンスリー講座やシンクシンク、パズル道場のテキストによって、思考力がついた気がします。

基礎なくして応用なし

なのでSAPIXでの学習という土台の上に、

自発的に脳の中の引き出しを使ってみよう

という意識が成長した感じです。

 

まだまだ試行錯誤ではありますが、算数の取り組み姿勢に閃きを感じるようになってきたので、

本格的に算数を教える楽しさがもうすぐやってきそうです🤩👋