一人目(2021年)の経験と現在進行中の取り組みを中心に記事を書いています

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2024年2月 3年生 リトルオープン算数 大問6の(4)

難問はなかったけれど、問題数が多く処理速度が求められた今回のリトルオープン。

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大問6の(4)は条件整理に時間のかかる問題ですが、

ここまでに余裕をもってたどり着ける子は少なかったんじゃないかなぁ🤔

と思いました。

 

大問6の(4)は

数字の書かれたカードを何枚か使い、合計の数字を作った時のカードの組み合わせ

を求める問題でした。

使えるカードは全部で16枚あり、

200が4枚、50が4枚、30が4枚、5が4枚

です。

10枚で675を作る時、それぞれのカードは何枚ずつ使ったか?

を求めます。四谷大塚の解答・解説では表形式でまとめていましたが、

そんなにすんなりまとめられるかなぁ?🤔

という気はしました😅ちょっと高度な解説だったかなと感じます。

なので娘にはもう少しベタな解き方で説明しました。

 

まず

一番大きい数字である200を何枚使うか?

を考えるのがいいかなと思います。200を4枚使うと800(>675)なので、

200を4枚使うことはあり得ません。逆に200を1枚しか使わない場合、

既に大問6の(2)で16枚全部の合計が1140だと求められているので、

ここから200を3枚分(=600)引いてしまうと540となり、

10枚以上使っても675に届かなくなります。

200は2枚か3枚使うことになりますが、なるべく大きな数から試す方が計算は楽なので、

200が3枚のケースを考えます。200が3枚で600になりますから、

残り7枚のカードで75を作ることになります。

一番小さい方から5を4枚、30を3枚使うと110となり75を超えます。

したがって200を3枚使うことはなく、200は2枚であることが決まります。

これで675ー200x2=275が導けるので、8枚のカードで275を作っていきます。

一の位が5ですから、5のカードは1枚か3枚使うことになります。

5のカードが3枚で試すと、275-5x3=260で使うカードは残りは5枚です。

50と30のカードで260を作る場合、50x4+30x2=260しかないので

カードを6枚使うことになります。カードが合計11枚になってしまうのでダメです。

したがって5のカードは1枚となるので、275-5=270で考えることになります。

残り7枚、かつ50と30のカードで270を作ることになりますが、

可能な組み合わせは50x3+30x4=270のみ。

これで、

200のカードが2枚

50のカードが3枚

30のカードが4枚

5のカードが1枚

で合計10枚

に絞り込めます。

四谷大塚の解説みたいに、表を使って整理するのはとても処理が早いと思います。

しかし最初から条件整理のポイントが見えていないと、そのやり方は効率よく使えない

とも感じました。これに慣れないと難関校の問題には立ち向かえないのかな🤔と思うと、

少し身震いする感じです😰

 

若干遠回りかもしれませんが、娘には

条件整理のプロセス(不成立のケースをそぎ落としていく)=絞り込み

の考え方を伝えてみました。いま「表で解いていこうね」と伝えると、

思考力を育てずに、問題を把握せずミスマッチなツールを当てはめるパターン思考

に考えが向いてしまう気もするからです。何でもかんでも表で入っちゃうとか😱

処理速度を上げるためのツールの練習は、もう少し難易度を落とした問題で行いたいと思います👋