すべての学年にいえることではありますが、今日は特に6年生の保護者に読んでもらいたいです。
今の時期は併願校の選択や、過去問の最中、着手、または準備に入る時期かと思います。
この時期に、本当に今こそ”効く”と思う参考書を見つけたので紹介します。
教えたくない🤐と一瞬思ってしまうくらい、
入試直前でこういうことやって、確かにあと5~15点を固めたよ!
と思う本が出版されていました。
塾の送迎待ち時間に、また立ち読みをしました。2日間で3時間ほど・・・😅
そうしたら、
これよこれ!こういう本が欲しかった😭
と思う本を見かけました。毎週立ち読みしているので新刊が出ると気づきます。
いいな~と思って読んでいたら、やっぱり文英堂😐
別に回し者じゃないのですが、なんだかなぁ😓
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紹介するのは、
2023年11月8日発売の「新傾向・集中レッスンシリーズ」
です。
主観に過ぎないかもしれませんが、本当に良い参考書だと思いました!
ずーっと立ち読みして、その場で解いて解説の内容もチェックして、
ああ、これだわ・・・そうか”新傾向”か。最近だったんだ、そうかー・・・
これこそまさにだよな
と何度も確かめるように、内容と上の子の時の記憶が交錯していきました🧐
4冊すべて目を通しましたが、それぞれに「重要と思う部分」また「購入の参考に」と思うことを
書いていきたいと思います。今日は
です。
この中に出てくる
ナビゲーションつき練習問題
は、
完全に身につければ、入試問題であと5~15点をもたらしてくれるもの
です。立ち読みしながら一所懸命メモってきました。
特に
うちの子、算数はできるんだけど国語の読解センスがなくて😭
と思っている親御さんなら、本当に”入試での”得点が伸びると思います。模試以上に本番で。
算数のセンスでどう国語を解くか。
そのエッセンスが凝縮されたような本です。
では、本の内容分析に入ります。
1.算数のように情報整理ができるようになる
これがスタート地点です。国語では読むことに力が入り過ぎ、分析が甘くなりがちです。
しかし国語こそ、
算数のように「わかっていること・わかっていないこと」を明確に分けること
が重要なものはありません。情報整理ができると
読むのが苦でなくなる≒読み切らなくても自信を持って解けるようになる
というのがミソです。国語でも、
いかに簡単に図にするか
表を使って分類するか
が役に立つかを、実例と練習問題で丁寧に教えてくれます。
2.読み方が変わる
今回は「資料」の問題なので、ほぼすべて論説文と思って構いません。つまり
データに基づく作者の論旨があり、その論旨を使って出題者が問題にしている
という構成です。語彙よりもやや、データと論旨の結び付けが重要ということです。
論説文は主張を理解すればスッと解けることが多いのですが、
必ずしも出題者(中高一貫校の国語の先生)が、そのような設問を作っているとは限りません。特に
筆者が主張を展開するための表現として用いている、国語的な技法を問うもの
などを絡めてくると、”論理的に”混乱することがあります。
これは、論説文が得意だと思っていてハマるケースかな、と思います。
この参考書では、
読み切るために足りていないこと、どういう読み方が必要なのか
を教えてくれます。
ナビゲーションつき練習問題の解説では、読んでいて陥りやすいポイントを例示しているので、
解説をよく読んでその意味を理解することが、問題を解くこと以上に重要です。
いうなれば、
解法の解説でなく、(珍しく)問題の解説を丁寧に施してくれている参考書
ということです。解法の解説は多くても、問題を教えてくれる参考書は少ないです。
(私が考える、この参考書の使い方)
この2つのポイントを、ナビゲーションつき練習問題を通して体に叩き込みます。
まずは保護者が2周くらいナビゲーションつき練習問題の解説を読み、
講師になれるくらい自然に応用できるように訓練するのが良いと思います。
その上で、子どもも同じようにナビゲーションつき練習問題に取り組み、
解説を読んで、どうしてそういう解答になるのか?を親子で議論・深掘りする
というのが、スキルとして身につける近道に感じます。一人でやると身につきにくいです。
親御さんがそばで見て、
”子どもが読めるようになってきている?🤔”と感じ始めるまで、後ろから見つめる
というプロセスも入ると思います。そこまでいけば、国語の自走が始まると思います。
この参考書なら、目安として2週間~1か月で、書かれている国語力が身につく気がします。
そして得点感覚として、
不安定だった分と、取り切れていなかった分
を合わせて、5~15点は底上げできると思います。
割りと取れてた子が安定感アップで5点アップ
選択問題で3問中1~2問を落としていた子が3問正解で15点アップ
そういった感じです。入試での5~15点は、そのまま合否を分けます。
本当に、
11月の今こそ必要で、あと2か月の間に得点を上げられる内容
だと思いました。
その場で買っても良かったのですが、今はまだ保留です(娘に必要な時期ではないので)。
上の子は国語の得点が伸びず、解答・解説を聞いても
どうしてそういう答えになるのか、どうしてもモヤッとする
というタイプでした。ちょうど11月のこの時期。過去問(受験校以外)を少しずつ試して、
入試問題への慣れ
アウトプットの出し切り方
を身につけようとしていました。ですがどうしても国語は得点が伸ばせず、あと少しに苦労しました。
息子は算数小僧だったので、もう最後は
国語だと思わず算数だと思って解かせるしかない😭
と腹をくくり、記述力強化よりも選択問題の確実性に比重を置きました。
本文を読むスピードが遅かったこともあり、選択問題の選択肢の分析に力を入れ、
本文はスピード重視。すぐに選択問題の選択肢を分析。消去法で残り2つまで絞って、
2つまで絞ってからもう一度本文を読ませる
といったテクニックというか、スタイルに振り切りました。
選択肢に書かれている文章の言葉を凝視し、本文に合わない言葉があればすべて消去
これを徹底して訓練し、機械的に解かせました。選択肢も2つまで絞れば、じっくり読めます。
でも私は(全部読み切って完答するタイプだったので)、このアプローチは苦しかったです。
好きじゃないし王道に感じないものを、勝つために呑み込んでいく
果たしてこれで受験を乗り切ることが良いのだろうか?🤔
と。しかしこのやり方は奏功しました。好きじゃないけど結果にはつながる・・・🥴
それまで国語が苦手😥好きになれない😠と言っていた上の子が、
解くスピードも得点率も目に見えて一段階上にいきました。複雑な心境でした。
後から気づいたのですが、
これが中学受験の国語ってことだったのか・・・
と思いました。私も読解力に関する記事は何本も書いていますが、
”中学受験の”国語を知ったのは、上の子を教えた経験と、その後の振り返りをしたからでした。
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でも私は素人ですし、ほぼ自己流(早稲アカの教材と指導内容は勉強しましたが)なので、
第三者向けに問題集や解答・解説を作るようなプロのようには、まとめられない
というもどかしさがありました。
そんな風に思っていたので、この新傾向・集中レッスンという問題集は、光り輝いて見えました。
100ページもないのに1500円以上します。
しかし私は、その値段以上の価値を感じます。それに6年生なら本当に時間がないので、
100ページ未満で大事なところを集中的に取り組める
というのは、良心的な内容だと思いました。
もし6年生なら、一度は目を通してみて損はないと思います。
4~5年生なら、塾で聞いても今一つわからなかったことが、わかるようになりそうです。
新傾向・集中レッスンシリーズは他に3冊ありますが、それぞれ別の記事で書いていきます👋