2028中学受験(女子)in SAPIX

2028年2月に中学受験予定のブログです。SAPIXで勉強中。

一人目(2021年)の経験と現在進行中の取り組みを中心に記事を書いています

少しでも、誰かに役立つ内容や共感できる話になれば嬉しいです(一人目の時は初めてで大変でした)

すべての中学受験(親子)を応援します!

「個人的重要テーマ」中学受験における国語力の正体

上の子の時に悩んだのが”国語力”なるものでした。

今だから言えますが、

何を教えればいいのか、最後までわかっていなかった

という気もします。

なぜなら

そもそも国語力って日本人として自然に身につくものじゃないの?

教えなくても誰でも(この話なら)そう思うのが普通じゃない?

国語にははっきりとした答えがなくて、いくつもの正解があるんじゃない?

といった思いが、どこかしらに残っていたからだと思います。

 

これも二周目になって冷静に考えられるようになったことの一つですが、

中学受験国語力は、日本語力でも人間力でもない

ということです(※個人の考えです。保護者サンプル1です)。

超簡単にまとめれば

語彙力+分析力+表現力+適応力

です。簡単すぎてわかりにくくなりました😓

但し、注目してほしいのは、

感受性、共感力、人生経験

といった要素が含まれていないことです。これらはほとんど”語彙力”に置き換わります。

いえ、むしろ難関校であればこそ、

感性に頼った曖昧な言葉の知識や感受性任せの解答

あるいは主観の混じった共感力による解答

では、良くて部分点しかもらえないと感じます。

日本語へのこだわりを持つ学校の試験問題であればなおさら、たとえて言うなら

青系統で濃淡含めて七色を挙げ、明るい順から並べて一色ずつ説明せよ

というくらいの、言葉の厳密な違いを意識した解答を求めてきます。

正しい知識を学んできて、かつ、設問を注意深く分析して解答できる子

が欲しいからです。入学後の授業は、

感受性や共感力に頼ったオリジナリティあふれる国語ではなくて、

高度な知識と冷静な分析力・処理能力の育成

としての国語だからです。感想文や小論文を学びにいくのではありません。

もっといえば、

日本語を学問として扱うのが国語

なので、

言葉や文法は辞書的に正確に踏まえつつ、

長文から著者の言語ルールを理解して文章を解析し、

作成物としての文章の集合体をひも解く

という作業スキルを学んでいくといえます。中高一貫校の先は大学受験だとすれば、

作家や文人を育てるわけでなく、国語の論理思考と分析力を育てることになります。

志望校の国語の先生(出題者)は、

その学校の国語の先生方を代表して、生徒の選抜試験問題を製作しています。

授業で必要となる読書力(≒読解力)や語彙力、必要最小限の表現力を求めているので、

それらの力を客観的に問うことができ、採点基準が明確にできる問題でなければ

入試問題にはなりません(入学試験としての国語という教科が成立しません)。

上の子の時は5年生くらいでやっと、具体的にこういう話を塾やNNで聞きました。

そういう背景もあって、娘の読書好きは大歓迎していますが、

必ずしも読書感想文としてのアウトプット(表現の練習)は求めていません。

むしろそれを(中学受験のために)やらせるなら、私は

感受性豊かな感想文はいらない。冷静に書評を作成しなさい

というでしょう。

既に本に親しみ楽しんでいる子に、それを促すための読書感想文なら本末転倒になってしまいます。

読んだら書かされる👧 なら読まない😠

とか言い出しかねないですからね😅

 

ですので、私が中学受験の国語力として考える場合、

まず土台は語彙力

です。これがなければ文章を読めませんので、少しずつ増やしていく必要があります。

読書でなくてもいいと思います。

但し必ず目への入力=文字としての言葉が重要です。

耳から入っただけ、読めない・書けないけど意味を知っているだけ、ではダメだからです。

読書が苦手、読解力に自信がないという子は、恐らく文字が嫌い・苦手です。

(そうでないなら、後述しますが、主観が邪魔をしている可能性があります)

上の子のスーパーキッズ時代、国語ができてた子は男女問わず、

まるで文字を食べるようにパクパク読んでいく感じ

でした。私の表現に早稲アカの先生は笑っていましたが。

 

そういう意味では、

オールひらがなでも単純でも、手紙や落書きなどで幼い頃から文字に親しむこと

が最も入りやすいかもしれません。

知らない言葉、読めない単語。そんなものが並んだ文章を読みたい人は居ません。

子どもに大人の本を渡しても読みませんし、大人でも

生活に関係ない分厚い洋書

を読みたいとは思いませんよね。

同じ2時間でも映画と読書が異なるように、文字が苦手だと本にはなかなか近づけません。

字が汚くても、読み書きすること、文字に関わることがとにかく大切です。

 

語彙力の次に育てたいのが読解力です。深く精読した文章理解力という意味ではありません。

以前の記事

girl.chugakujuken-challenge.work

の「サッカク探偵団」という本を紹介した後くらい(全体の3/5?)に少し書きましたが、

読解力≒要約力

というか

全部読んでいたらキリがないので、概ね・あらすじ・ポイントを記憶する力

を意識しています。

冒頭では「分析力」と書いていますが、分析するためには全体と要所の把握が必要ですから、

読解力、要約力といった形で捉えています。

※本当にやる作業は”分析”なのですが、読むことが中途半端なのに分析を始めると

 (上の子を見ていて男の子あるある?と思いましたが)

 主観バリバリの分析=自分だったらこう思うという解釈、になるので読解→分析です。

 上の子は「自分だったら」が入ってたかな?

 客観的になる、というのが難しかったと思います。

 国語こそ・・・主観や感情は邪魔をするんですよ。

 早く気づいてたら「どう思う?」みたいなことは聞かなかったことでしょう。

 クールになれ、クールになれ、とつくづく思います。

 

ここまでが読解力で、共感力はこの先もずっと出てきません。

実際、

男子校の入試問題に恋愛問題を女子生徒が見た視点の話

両親の離婚や死別、戦争中の話といった非日常的で価値観も今と違う話

が題材に選ばれたりします。どうやって共感して解きますか?(しかも子どもが😅)

つまらない、もしかしたら失望させることをいうかもしれませんが、

中学受験で「感受性豊かな子こそ国語に強い」はないと思います。

いやいや優秀な子でそういう子が居るよ、というならばそれは

感受性も備えている元々賢い子

で間違いないと思います。いくら感受性豊かでも、

確実に

冷静で、大人がわかるように説明できて、自分をコントロールできる子

だと思います。

感受性豊かで喜怒哀楽の振れ幅が大きくて、

だけど幼くて表現できない子なんだけど・・・という子が居たとして、

その子は問題文を落ち着いて読んで得点を稼げる、

「中学受験に強い子」でしょうか?

人として感受性がいらないという話でなく、中学受験の強さの話です。

国語は大人びた子が強いというのも、

男子より女子が強そうだと思われるのも、

当たらずとも遠からずで表現は不正確でも、

実はだいたい同じことを言っています。

感受性でなくリアリストであるということです。

主観より客観、感情よりデータ。

難関校に進む子は国語が強い、理系に進みそうだ、と思いますか?

何となくしっくり来るならば、実は気づいているのだと思います。

低学年のうちは体験を通して感受性豊かに?

もしそれが中学受験のためならば、どの体験でも科学的にアプローチし、

体験対象のデータを数値などで集め、

感情のないレポートを書かせるべきと思います。

子どものうちに野山を駆け巡った子がメキメキと〜

なんて話も聞きますが、周りを見ても間違いなく

植物も建物も虫も、ものすごく観察している人たち

が優秀です。雰囲気でなくリアリティを持って説明してくれます。

野球やサッカーでも、考えて細かい技術に落とし込んでいます。

間違った理論による独自テクだったとしても。

作られた体験でなく自らデータを集め、事実を考察しています。

興味あることに、他人が見向きもしないことに執着したりもしますが。

そして子どもの興味がコロコロ変わるからわかりにくいのですが、

変わっているようで「物事に向き合うスタンスは何も変わらない」なら、

本人の中では何かが続いているのだと思います。

何かを試している、というか・・・。

 

中学受験の国語に強いのはリアリストだなんていうと、

なんだか殺伐として嫌かもしれませんが、

それでも、リアリストなのは個性であって、

中身は小さなかわいい子どもであることに変わりはありません。

私は人格形成のために情操教育や外遊び・体験をさせたとしても、

国語力を高めるための感受性の育み〜

にはまったく期待していません。

国語の問題を解く時は、リーディングマシーンと化して、

冷徹に文章を解析してもらいます。

それでも、心ある感情豊かな人間には変わりありません。

 

感受性や共感力に頼ろうとすると、大人はつい

想像してごらんよ~

というかもしれませんが、

そもそも10年そこらしか人生の厚みがない人間

それこそ、世の中の良い面を中心に見せられて育てられた子ども

に、想像で共感することなど、なかなかできません。

リアリストな子は、共感できないからこそ頭で解きます。

こことここは同じことを言ってる(条件1)

こことここは反対のことを言ってる(条件2)

全体の流れと変化点を見比べていくと、こう導かれる(解答)

算数に見えますか?でも国語です。選択問題も消去法ですよ。

良い例として、渋谷渋谷の国語がわかりやすい問題かもしれません。

五択問題と記述を何年か分解くとわかります。

厳密な言葉の違いで選択肢を絞り込んだり、

事実をまとめ、設問への答えを明確に記述したり。

この切り替えができない、子どもらしい子(上の子が懐かしい😭)は、

共感しようとして、どうしても共感できなくて固まり、選択も記述も

何がわからないかがわからない。国語より算数が好きだ!

という気持ちになります。上の子の時に、

もっと読書を通して感受性を育むのがいいのか

精神年齢が上がるのを待てば解決するのか

などと考えましたが、まったく違いました。

本番まで時間がなくて、算数のように解かせた最後の追い込みで点数取れてたし。

 

もし志望校が感受性や共感力を求めた出題をしたら、

選抜試験としての国語は成立せず、問題製作した先生は零点で任を解かれることでしょう。

なので、

まず語彙力(1、読めること!)

次に要約力と、キーワードや場面変化を記憶する力(2、頭に入れること!)

を重要視しています。

娘は読んだ本の内容は説明できるので、感想文は書けなくても大目に見てま~す

というのは、上記の1と2ができているからです。実際、国語の成績は悪くないです。

しかし次からが入試国語で重要になると思います(ここまでは土台ですから)。

差がつくのは表現力

です。具体的にいうと、

表現したい内容を最も効果的に表せるように、

適切な語句と読み手のレベルに合わせた表現方法に調整・選択できるか?

ということです。文字数制限があったり、指定ワードがあったりする方が実は楽です。

表現力は、そもそも表現という行為を繰り返さないと育ちません。

しかも表現するためには、

それを見たり聞いたりしてくれる相手

が、複数かつバラエティに富んでいる方がよいのです。

どうしても一朝一夕には育たないので、

まずは表現をさせる

次に相手に伝わるかどうかを気にさせる

を繰り返していくしかないのですが、これが実は一番難しいと思っています。

生活の中でやれたらいいのですが、実際には困難と思います。

最近気づいたのは、

もしかしたら塾の国語って、その順番で教えてるんじゃないか?🤔

ということです。デイリーサピックスを分析していて思ったのですが、

〇文字で文中から抜き出しなさいという問題

途中が虫食いになっていて、本文から言葉を拾い、記述を完成させる問題

指定ワードを使って記述させる問題

の順になっています。

これって表現力を養っていく順番なんじゃないの?

ということです。少しずつではありますが、その視点で

表現力を養うための題材

としての活用を考えようと思っています。

国語は問題の背景に隠された「教えたいこと」が見えにくい。その問題がどのスキルにつながるのか。

 

そして最後は適応力です。

入試問題では、

指定されたフォーマット

指定されてないが伝統的に求められるその学校のカラーに沿った国語解答

があります。

その形で表現できるかどうか。

感受性や共感力など、採点者は観ていません(複数採点者だし公平性が必要だし)。

美しい、あるいはある種の自己満足につながるような、

難しい言葉をひけらかす「マイベスト」の回答はいらないんだぞ~

と、かつて早稲アカの先生は

筑駒を受けようという最上位クラスの生徒にいう

と言っていました🤣

 

NNを通して、すべての筑駒志望生徒が、

春頃はみんなバラバラでどれも0点の記述だった子たちが、

みんな同じように”求められた”完璧な記述を作れるようになる

とのことでした。この辺の適応力が最上位の子なんだなぁ、と。

それにしても、先生が

君の意見は聞いてないって教えるんですよ、まず

というのが面白かった🤣設問読んで聞かれたことに答えなさい、と。

男の子は主張が出やすいのかもしれません。

でもそこは最難関を目指す子たち。

出そうと思えば知識も個性も出せる。けど、本番ではどこまでも

国語は論理で客観的に、どこまでもドライに満点の解答が作れる

ということなのでしょう。

 

表現力以降の部分は、難関校以上で必須のものかなと思います。

どこまでを求めるか?というのもありますが、

国語こそ、低学年から取り組むのがいいかもと思いました。

 

国語の学習方法についても算数のように、

  • 必要なスキルの分類(体系化)
  • それぞれのスキルを高めるための方策(スモールステップ)
  • スキルを統合した実践力の鍛え方(入試対応)

という明確なカリキュラム化を検討してみたいです。

国語は算数ほど体系化されておらず、

知識の習得や文章読解

と思われている気がするので、試行錯誤の価値がありそうです。

もしかしたら算数と同じくらい、差別化の武器になるかも🤔

シリーズ的にまとめられたらいいなぁ

頑張ってやってみるかー・・・ちょっと考えます😵