中学受験の読解問題は、
登場人物の心の変化と、そのきっかけ、変化した後の行動
を、題材文の言葉から丁寧に拾い上げてくる作業と書きました。
girl.chugakujuken-challenge.work
さて今日は、これが
実生活でも、友達関係やコミュニケーションを考える時に役に立つ
という話です。娘と国語の話をする時に、あるいは普段の生活の話をしている時に、
人の行動には気持ちが隠れていて、その気持ちになるには何かのきっかけがあるんだね
と話します。相手はママやパパ、お兄ちゃんでもOKです。
何があったんだろうね?
何でああ言ったのかな?
どんな気持ちだったのだろう?
そういったことを軽く会話に入れつつ「塾の読解問題と同じだねー」と
心情変化の分析フレームワーク
を意識させます。
どこまでもロジカルに、人の気持ちを、知恵を使って理解する🤔
無味乾燥だったり、理屈っぽくも思いますが、
相手の気持ちを共感しよう、汲み取ろう
とは言っても、実際には
家庭事情、生い立ち、家族構成、地域など、人の背景も違えば個性も違う
という中で、共感というのは大変難しいことだと思います。
本来は人の気持ちだってそれぞれ微妙に違って、”言葉”で
悲しい・楽しい・嬉しい・苦しい
と表現しても、まったく同じ気持ちや心ではないはずです。
青い空
と言ったって、本来はお互いに
あ! 450ナノメートルの波長の空だね!
とか定量的に確認しない限り、同じものかはわからないはずです。
でも”言葉”という道具を駆使することで、人の気持ちや理由・背景に近づくことができます。
それを国語の読解でやっているんだよ~
というと、わかったようなわからないような、でも
何か大切なことのように聞こえる
と思ってくれるはずです😅
昔は道徳の授業があって、
友達の気持ちを考える話とかあったはず
と思う方も居ると思います。道徳ドラマの内容はだいたい、
主人公に事件(きっかけ)が起こり、気持ちの変化、行動につながる
というストーリーだったと思います。
中学受験の読解は、映像も音響もなく
文字だけで追いかける分だけ語彙がないときつい
ですね🤔
娘はこれからますます複雑な悩みを抱えていくだろうと思いますが、
受験勉強が生活でも役に立つことにも触れて、心の成長により添えたらと思います。