2028中学受験(女子)in SAPIX

2028年2月に中学受験予定のブログです。SAPIXで勉強中。

一人目(2021年)の経験と現在進行中の取り組みを中心に記事を書いています

少しでも、誰かに役立つ内容や共感できる話になれば嬉しいです(一人目の時は初めてで大変でした)

すべての中学受験(親子)を応援します!

その2:早期教育は間違っている?🤔

前回は西村則康さんの記事を読み進めながら、

結構いいこと(大切なこと)が文脈から感じ取れた

という話でした。

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さらに西村先生の記事を読み進めると、

これはすごく大事だと思う😐

ということが書かれています。そのきっかけは

本質を理解していないのに解き方を覚えさせて繰り返す

という形での先取り学習です。このような学習を続けた先にあると私が想像するのは、

一度解けたはずの問題を数か月後にやってみると、鉛筆が動かない

という状況です。そしてその時に本人が頼りにするのは

思い出せることを適当に試して当てにいく

というアプローチだと思います。もし最初に問題の本質を理解するような取り組みをしていたら、

考えようとするクセがもう少し身に着いたのではないか?と思います。

つまり、数か月前に解いた問題をすっかり忘れていても、

この問題が問いかけているのは何だろう?🤔

という思考力を頼りにすれば、それを手がかりに記憶がよみがえる可能性があるということです。

これが

初見問題に出会っても、それまでに身に着けた学力を組み合わせ、

仮説を立てながら試行錯誤して解答にたどり着く

というスタイルにつながるのだと思っています。

 

勉強はアウトプットが大事だ

と言われることもありますが、そのアウトプットなるものが抽象的で罠なのかもしれません。

なぜなら、一見

覚えたことを再現する行為もアウトプットを出す行為に見えるから

です。アウトプットという言葉に罠があると私は思っています。

覚えたはずのことを数か月後に再現させるのであれば、それは長期記憶の試験であって、

思考力を問う試験にはならないと思います。ますます記憶力に頼ろうとしてしまいそうです。

私が重要だと思う「アウトプット」は

自分が身に着けたものを眼前の状況に合わせて応用し、そこに必要な答えを出す

です。そのためには、

問題の本質を粘り強く考える思考的忍耐力(じっくり悩む力)

思考によって鍛えられる洞察力(気づき)

洞察した内容を仮定として受け止め、仮定に沿って論理を組み立てる仮説思考力

が必要だと思います。

こういう力をもし低学年から鍛えようとするならば、本人の興味が向くことが良いと思います。

力を養うことが目的なら、知識系の勉強でなくても良いからです。

この辺が

子どもは勉強よりも遊ばせた方がいい

という考え方にもつながるのでしょう。でも私が思う本質としては、

勉強か遊びかは手段の是非を争っているだけで、力を伸ばせるならどちらでもいい

ではないかなと思います。力を伸ばすということは、

本人が自分の意思で成長を実感できる道を歩み始める

ということだと思います。自分の力でやり抜くと言い換えてもいいかもしれません。

幼い子どもや遅咲き、後伸びタイプの子どもは、そうなるのに時間がかかると思います。

いずれにしても、

子どものタイプに応じて、何かに取り組むタイミングと力を伸ばすタイミングは違う

と感じました。

西村先生は早期教育の是非を記事にしていましたが、

内容の読み方によっては早期教育の本質を示唆しているかもしれないなぁ

と思いました👋