つい最近、読んでいて切なさを感じた記事がありました。
もう冒頭の文章が、
他の親御さんにも伝えておきたい😭
と思う内容なので、引用致します。
今では東大に通っていて僕の塾でアルバイトとして指導もしてくれていますが、
小学生だったころは僕の言うことにはあまり耳を貸さず、
「自分なりのやり方」で勉強をしたいと考えていた男子生徒がいました。
彼は、中学受験では「自由な校風で知られる御三家の一つに行きたい」と、
ある学校を熱望していました。そこは、変わった問題を出すことで知られ、
合格を目指し、他塾の志望校別特訓にも通っていました。
彼は当時、
「変わった問題を出す=土台となる知識よりも応用問題を解くことや、ひらめきが必要」
ととらえていました。
僕は、「試験ではあえて基礎を聞かないだけで、基礎が必要ないわけではなく、
土台があっての応用問題や思考力問題なんだよ」と伝えていましたが、彼には響きませんでした。
算数が得意で、勉強自体はできる子だったため、見ていて
「もったいないな、基礎を固めたらもっと伸びるのに・・・」
という気持ちもずっとありました。
私のブログでも度々書いていますが、
人の話を聞こうとする子どもが伸びる
これは本当にその通りで、一番大切です。
息子は未就学児の頃から、時に保育士の方、小学校の先生や塾の講師などの指導者から
話を伝えるのが他の子より苦労することがあります
と言われたりしました。私が息子に、3歳のころから言い続けたことも
人生で一番大切なのは、人の話を聞くことだよ
でした。年齢が上がるにつれてその真意も、
聞くというのは心で聞くことで、理解しようとすることだよ
聞くというのは闇雲に従うということではないよ
聞いて、よく理解した上で判断していくことが大切だよ
理解もせずにYesやNoを決めるのは自分にとってマイナスになるよ
と伝えました。生きている限り、人生は学びの連続だし自分以外のすべての存在が、
自分に何かを教えてくれる尊い存在
だと思います。それを教えようと悪戦苦闘しているわけですが、たまに
でも、そもそも人の話を聞かない人は、どんな助言も響かないじゃないか・・・
と「入口からすでに間違っている」と思うことがあります。
なので最近のアプローチは「考えさせる」です。
聞かぬなら 聞くまで待とう わが息子
慌てるのはとっくにやめました😓
件の記事では、
こだわりの強い子どもが中学受験の悔しさをバネにして伸びた
となっていますが、そんな簡単じゃないですよ。
悔しさをバネに伸びる子は、そもそも優秀といえます。
むしろ記事にもならない普通のケースは、
- 自分のやり方で思うようにいかず、それを認められずメンタルが弱る
- ある時点の結果を素直に受け入れられず、無為な時間が過ぎてしまう
- 「自分はこんなもんだ。もう中受も終わったし忘れよう」と現実逃避する
- 頑張ってもダメなので、真剣に頑張ることに対して臆病になる
とかかなぁ🤔と思います。
低学年のうちは割りとうまくいったり、視野が狭かったりで事の重大さはわかりません。
親も、一周目の中学受験だったりすると、
難問に挑戦する姿や正答率の低い問題で得点する姿に、特異性を期待してしまう
といった恐れがあると思います。
基礎ができていないことのツケは、6年生の9月までわからない場合があるのです。
学力の定着には本当に基礎が大切であること、
そして基礎を身につけるには、自己流や算数偏重といった狭い視野でなく、
丁寧に教わる姿勢を持つことがとても重要であること
本当に怖いです😱あとで泣いても時間は絶対に戻らないのです😭
記事はそれほど濃く深くはありませんでしたが、
中学受験の怖さやリスクのひとつを伝えてくれる良い記事だったなぁ😉
と思いました~👋