冬休みは組み分けテストに向けて、特に
出題されると点差がついてしまうと言われている「つんつくん問題」
を復習しています。本質的な効率化はできなかったので、毎日3問、練習問題を出しています。
girl.chugakujuken-challenge.work
でもSAPIXのテキストに出てきたままの難易度では、心許ない😓
出題されたら完全に得点源にしたい
当初の苦手意識を完全に払拭したい
ということで、SAPIXが出す問題より難しい問題を解けるレベルまで、特訓しています。
但し、つんつくんを習った6~7月でなく、その直後の夏休みでもなく、
娘の脳が育ってきた冬まで待ちました。新3年組み分けに照準を当てて。
今だから、SAPIXよりも難しい問題に取り組みむことができます。
スポーツの世界と同じで、
練習は試合(本番)よりも重たい負荷をかけて行う
です。
私の好きなアオアシにも出てきます😅主人公が初めてプロの世界に触れた中で言われます。
1日のすべての集中力を、筋力を、感情もすべて、40分(の練習)に放出させる。
1日のうち、40分だけ地獄。ユースの君達とプロとでは、時間の価値が違うんだ。
(アオアシ第28巻・第288話「40分(4)」より)
高い集中力を求めるために、高負荷だけど短時間(高負荷&長時間は怪我のもと)。
なお、負荷の軽い重いは個人次第なので、
これくらいはやってくれなくちゃ
と思っても、
これくらいなら大丈夫
という負荷水準が大切です。
先の単元・先の学年の学習を行う「先取り学習」も、負荷のかかるものと思います。
さきほどのアオアシで言うならば、高校生がプロの強度で練習するようなものです。
1日40分しか練習しないなんて!たった40分で何ができるんや!
と、プロの練習の少なさに不満をいう主人公に対して、プロのコーチが諭します。
福田(ユース監督)も本当はユースの子にもそう(プロ強度の40分に)したいはずなんだ
でも高校生の体ではこの強度の40分に長期的には耐えられない
君達の体を思いやりながらトレーニングするには(中略)少しずつ負荷を与えるしかない
重要な「長期的に」の部分をあえて強調しました。
偏った主観かもしれませんが、私は中学受験における過度な先取りは、
子どもが長期的に耐えられない(メンタル不調、やる気の低下、勉強への否定感情)
という話とほぼ同じだと感じます。
4年生から受験勉強を始めて先取りをしても、せいぜい2年間で終わります。
6年生になったら単元学習がすぐ終わるからです。
これなら子どもに体力があれば乗り切れるでしょう(※強い体があっての精神力です)。
しかし同じことを低学年から行えば、特殊例(特別な子)、3シグマレベルを除けば、
子どもはつぶれてしまうと思います。低学年と4年生では体力も違いますし。
低学年から先取り(言葉や語彙は別ですよ!)をしてしまうと、残りの単元が多すぎるので
やってもやっても終わらない。頑張って終わらせたら、さらに難しいことをやらされる
と、子どもが悲鳴を上げると思います。同じ難易度でも成熟度が違えば高負荷だからです。
いくらやっても終わらないのが中学受験なんだ
頑張るほどつらくなるのが中学受験なんだ
と子どもが限界に達したら、自らが崩壊するのを防ぐために、
サボる、やってるふりをする、ノルマとしてやってるから成績が上がらない、楽しくない
といった現象が起きるのではないかなと思います🤔
短期的に高負荷が必要な場面はあります。私は
学力を定着させるための練習(復習)こそ、強度を高めるべき
と思っています。但し、負荷と成長度のバランスが保たれている中で、です。
次回は具体的に、負荷をかけて「つんつくん」を克服していく過程を書きたいと思います👋