前回の記事で、早稲アカ(上の子)の時の話を中心に、
宿題の量と、それとの付き合い方はどうだったのか
を書きました。
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私が
ちょっと怖いな😰
と思って書き残しておこうと思ったのは、
提出義務のある早稲アカでも、義務のないSAPIXでも、
学力の穴に気づくのは遅れる可能性がある
というところです。
SAPIXでそうなるのは、想像しやすかいかもしれません。
提出義務がなければ、子どもがどれくらいやり残したかは、テストでしかわからないからです。
しかし解き直しの時に
解き方をしっかり覚えて、正解できるようになったかを確認するだけ
というやり方をしていると、
たとえその時は解けるようになっても、自由自在に引き出せる力になったかは怪しい
ので、注意した方が良いです。学力の穴に気づくのは、
基礎問題から図や補助線、誘導問題をなくした応用問題
になった時です。学力(練習)が足りてない、あるいは
自在に習ったことを引き出せない(=手が止まる)
という状態だと、いたずらに試験中のアイドリング時間だけが伸びます。
では、
なぜ宿題の多い早稲アカでも、穴に気づくのが遅れることがあるのか?🤔
ですが、これは我が家だけ(=サンプル数1)かもしれませんが、
(授業の残り+別冊=)宿題量が多いので、提出することが目的になり身につかない
となっていました。答えを写していたのではありません。
一問ずつの理解が雑になる
ということが起きるのです。その週のYTやら、直近は類題そのもので何とかなったりします。
「この問題の解き方はこう」というパターン認識になり、反射的に解く癖がつく
という怖さがあります。実際に、これで課題提出が間に合ったりテストを乗り切れたりすると、
穴には気づきません。
宿題提出によってやらされるのは一見安心にも見えますが、
親がフォローしていないと作業になって、最後は宿題をこなすことが目的になる
というリスクがあることは、意識しておいて良いのではないかと思います。
なぜか。
提出の義務はあっても添削なんかしてくれません。
はんこを押されてコメントがついたとしても
やったかやらなかったかしかわからないのに、アドバイスのしようがない
ですよね。当たり前だったんですけどね・・・。
”手厚い”なんてイメージがあると、
まるで個別指導のようなマンツーマンサポートが得られる
みたいに思う可能性があるのです。でも
そういうものではありません。
相談すれば気軽に応じてくれる、時々声をかけてくれる
くらいに思っておいた方が良いです。過度な期待は「する側にリスクがある」です。
結局、SAPIXでなくて早稲アカでも親の手はかかるんですよ😵
それに、たいていの子どもは親が望むほどの自走モードにはなりません。
本人なりの自走モードにはなっていると思います。塾をサボらない、課題は全部やっている。
でも小学生ですもんね。中学受験に挑んでるだけで、頑張っているのだとは思います。
そういう意味では二周目になってから、
宿題提出があるとどうしても「義務だからやりなさい」
となってしまう可能性はあるから、義務ではない方がいいかもなぁ🤔という葛藤は生まれました。
親の方針と子どものタイプを考慮して、宿題量(義務になる量)を見るといいと思います。
さて宿題、宿題と述べてきましたが、宿題の中身がすごく大切です!
進学塾の場合、
漢字や慣用句、ことわざ、計算は自宅で終えてくるもの
という扱いです。学年が進めば暗記物(地図、星座等)も入ると思います。
実はこれも
地頭(ではなくて性格かもしれない)の差が出るところ
なんじゃないかと思い始めています。
地頭が良いという考え方については、私のブログで
抽象思考で物事の具体と抽象を行き来できる
という話を書いたことがありました。
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でもそれ以外にももっと単純に
覚えるべきことがスッと頭に入っていく
というのも違いがあるよな・・・と。記憶力でなく性格な気がしてなりませんが。
語彙、ことわざ、理社・・・
これらの積み残しは、後からボディブローのように効いてきます。以前は
理社は5年生後半か6年生から一気に覚えれば間に合う!
ということも、まことしやかに言われていたことがありました。
私は、短期集中よりも継続的に続けられるように、根気よく理社の話題を出すしかないと思って、
機会を探して理社っぽい話をしています😅
先取りしすぎは苦しいけど塾でやってくれないもの(せいぜい宿題で出されるだけ)を
どうカバーしていくか?🤔
そう考えると、宿題量をコントロールできる方が我が家の方針には合ってるかなぁと思いました🤗