一人目(2021年)の経験と現在進行中の取り組みを中心に記事を書いています

少しでも、誰かに役立つ内容や共感できる話になれば嬉しいです(一人目の時は初めてで大変でした)

すべての中学受験(親子)を応援します!

翼を展き、広がる世界

うちのカブトムシたちは3令幼虫になり、毎日モリモリとマットを食べています。

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娘も成長著しく(モリモリ食べているというわけではないですが😅)、

学習面だけでなく学校生活の面でも

低学年から高学年への過渡期に入り始めたかな?🤔

と思うようになってきました。

大人になった、おりこうさんになった、というのではありません。

相変わらず騒がしく、行儀が悪かったり、忘れ物なんかも改善されません😖

むしろ年々だらしなくなったり、手がかかったりと思う部分さえあります😱

 

ただ、高学年に向けての変化が始まったかな~と思ったのは、娘の生活空間が、

家庭から学校、そして社会へ

と広がってきたように感じるからです。

家族だけの閉じた空間から、学校の友達、あるいは塾友との時間も、娘の居場所の一つとして

定着してきたのを感じます。こうやって家族から巣立っていくのかな、と。

幼虫のうちはマット、自然環境なら腐葉土の中でモリモリと成長していたカブトムシが、

蛹になり、白い羽を展いて硬く強い体を手に入れて、ライバルひしめく地上へ躍り出るように・・・。

 

家庭から出始めると、自他の違いの認識、異なる背景・価値観の仲間と触れ合います。

これが大きな刺激となって、子どもは急激に成長するのだと思います。

それが脳を強く刺激し、自我を芽生えさせ、自立心につながっていくのだと。

幼いうちは、子どもは親を自分と一体視していると思います。

自分は親の一部、またはスモールコピーであり、それが安心感や喜びにつながっていると。

しかし家庭から飛び出して他人とのコミュニティの中に居場所ができ始めると、

家庭とは関係のない独立した自分

として生き始めることになります。やがてそれは

親もまた自分とは違う固体(一体視の終焉)??

という疑問に向かうと思います。そこから

自分との違いの発見

親といえども絶対的存在ではない

自分にも考えがある

という、

それまでの精神的支柱のぐらつきや、払拭できない疑問

を心に抱えるようになり、自立心や反抗心につながっていくのだと思います。

それがギャングエイジの頃なのかな・・・と。

そこからは自ら積極的に脳を使うようになると思うので、抽象思考の段階にも入るのかなと思います。

確かに2年生くらいまでは子どもたちも、

ギャングのような独自のコミュニティが確立した

といえる段階には(全員は)入っていないかな、と思います。

でも3年生くらいから、友達同士内の立ち位置やグループの対抗心など、家庭と同じくらい

子どもにとっても無視できない生活空間ができてくる気がします。

そして高学年にもなれば第二次性徴も始まり、ホルモンバランスの大きな変化によって

精神的にも不安定になり、思春期と呼ばれる時期を迎えるのかなと思います。

 

最近の娘を観ていると、家庭から独立した自分の居場所、立ち位置が見え始めたように感じます。

きっと手のかかる、親ではどうにもできない難しい時期も来ることでしょう🤔

 

成虫の中でもたくましい成虫になって、地上世界に出ていくかどうかはその虫次第です。

私は蛹のカラを破ってあげられませんし、羽を伸ばしてあげることもできません。

これはカブトムシ自身にしかできないことです。

ですが、十分なマット、理想的な蛹室が作れる広い空間、地上に出た後の昆虫ゼリーなど、

環境はブリーダー次第

という部分があります。

娘は自分の力で翼を展き、自ら世界に羽ばたく必要がありますが、環境を整える部分では

親にもできることがあります。

もちろん、

強ければ

運があれば

どんな環境でも這い上がってくる子どもも居ると思います。

娘にとって過度でもなく不足でもない程度に、適度な子育てができたらいいなと思います。

アオアシ第27巻・280話でも、福田監督が言っています。

指導者にできるのは、才能を見出してやること

と。子にないものをねだるのではなく、何を持っているのか、見出していきたいと思います。

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