※今日はマンスリー講座の記事を投稿予定でしたが、先に模試の記事を投稿します。
(知り合いの子が6年生で、こんな話をしました。来週から最後の模試ラッシュでしたね)
マンスリー講座の続きは明日投稿予定です🙇
6年生は、もうすぐ最後の模試になると思います。
この時期の模試は、もはや全体での偏差値よりも
順位、そして正誤率
の確認こそ最重要だと思います。
改めて思うことですが、合否推測の参考にするなら順位を見ます(偏差値ではないです)。
特にNNや学校別オープンなら、今の順位とこれまでの順位推移を見ます。
学校別対策がほぼ終わり、過去問をひたすら解いていくこの時期は、
その学校が求めるスタイルの答案=得点力なので、スタイルの完成度が問われるから
です。よくNNや学校別では
上位1~2組、あるいは模試の100位以内が合格する
と言われますが、それは
既に受験者がほぼ決まっていて、本番に近い形で模試を続けた結果の順位が出ているから
です。ネットだと
3~5組から合格しました!
みたいなミラクルも聞きますが、嘘だと思っていいくらいです(そのくらい起こりえない)。
出す意味がないのに偏差値を出す塾の意図はさっぱりわかりませんが、
順位だけ見ておいて、本番までに確実に埋めるべき穴を埋められるかが大切と思います。
そうではなく、冠校模試でない一般模試の場合は、
同じ志望校登録した中での順位を見る
ということになります。模試では4~10校程度の志望校を登録できるはずですが、
併願スケジュールの通りにしなくては
といって、本当は受けないかもしれない、あるいは完全なチャレンジである学校を
あれもこれも登録したりすると、他の学校での立ち位置が読めなくなります。
私は、一般模試では御三家や冠模試がある学校を登録するのは、あまり役立たないと思います。
御三家、名門付属は冠模試での順位を見た方があてになる(他塾からも来るし)
一般模試では、むしろ2月1日や3日などに実力相応校を入れた方がいい
と思います。なぜなら、たとえば
2月1日は上位層がトップ校を受けに行くので、本番では2月1日が受かりやすくなる
ということがあるからです(”1日”を2日や3日に置き換えてもいいです)。
2月1日がチャレンジになるケースは多いと思います。だからこそ
チャレンジ校の立ち位置は冠模試で見ればいいのだから、一般模試は”模試”と割り切って、
チャレンジ校以外を受けた場合の立ち位置を確認しておく
という使い方ができると思います。星を読むためです。
2月1日のチャレンジ校は
最後まで走り切るために目標を変えない
中学受験でチャレンジをした証(けじめ)
といった理由で挑むことはあります(1月や2月の他の日に進学予定校の星を獲る前提)。
でもそれは本番で考えればいい話なので、一般模試までチャレンジすることはありません。
模試では志望校登録をしておかないと、その学校を希望する生徒間の順位がわかりません。
少なくとも、志望校登録するいくつかの学校は、立ち位置を測るのにちょうどいい学校を
入れておくのが良いのではないかと思います。
本番が近づくと、結構な数の併願パターンを組むことがあります。
その時の参考となるように、
立ち位置が測りやすい学校(自分と同じくらいの実力の生徒が受けそうな学校)
を入れておくのは、データとして役立つと思います。
ただ・・・12月の模試結果が2月から少し遠い、というのは事実です。
本番直前になると受験校を変えてくるご家庭は多いです。
とはいえ、急激に学力の伸びる子(順位でいえば1000人とか)はレアなので、
12月の立ち位置を参考に、そこから得点力がどのくらい伸びたか?を見ればいいと思います。
その確認が、1月校、特に順位や得点を出してくれて受験者も多い、栄東だったりします😅
それから、SAPIX偏差値表、四谷大塚偏差値表、首都圏模試偏差値表をきちんと確認し、
この学校での順位を推測するためには、この模試を受けて、ここを志望校登録する
といった使い分けも役立つと思います。
上の子の時でしたが、実際にやってみるとSAPIXオープンと合不合(四谷大塚)で
志望者順位が結構違うので参考になりました(順位が違う=偏差値も違って見える)。
上位校受験者が受けに来ない模試で上位校を登録すると、間違って一桁順位が出ることも😅
模試はあくまでも模試ですから、割り切って良いツールとして使いましょう!