まだ受験年度までは4年ありますが、今年はSAPIXの「中学受験ガイド」を買いました。
学校選びの予備知識として、
通学可能範囲か
男女別か
偏差値はどれくらいか
といったことは、ネットで十分調べられます。気になった学校もネットで確認できます。
学校の位置は市進のマップなどで確認します。
次に登校時刻をネットで調べます(中学受験情報ページや、学校HPの「〇〇生の一日」で)。
学校一覧をExcelにまとめ最寄り駅を入力したら、YAHOO乗換案内で所要時間を調べて
自宅最寄り駅から学校までの所要時間を入力します(通学路やバスがあれば、その時間も入れます)。
定期代も調べられますが、JRを使う場合は中学生料金もあるので、少し安くなります。
私鉄は中学・高校で一緒です。バスは会社ごとに調べる必要があります。
偏差値に関してはSAPIX、四谷大塚、首都圏模試などで異なるので注意が必要です。
各塾の偏差値の数値が異なるのは、
それぞれの塾の模試を受けに来る生徒層が違うから
です。この手の話はネット上にたくさん出回るようになったので、ここでは説明しません。
割りとわかりやすいHPを一つ引用しておきます。
また、あまり書かれていないので触れたいですが、各塾・団体は
自分のところの塾生や模試受験者の情報を使う
ということです。たとえばSAPIXが偏差値を出す場合、
SAPIXの生徒が上位層だから
とわかりやすく言われますが、より細かくいえば
通塾していた生徒の模試偏差値をすべて持っていて、その子がどこに合格したかを把握している
だから偏差値が出せます。たとえ各塾・団体が受験者の偏差値を知っていても、
どこに合格したかを知らなければ、合格ライン(80%や50%やR3)は出せない
ということです。塾通いして受験をすればわかりますが、塾は必ず
どこを受けるか?受験番号は何番か?
(受験が終わった後に)合否はどうだったか
を聞いてきます。塾が把握していない受験校変更や、確認漏れを防ぐためです。
これにより、来年度のより正確な偏差値情報が出せるようになります。
また、中学受験全体の上位層に
入学してくれなくていいから受験して合格してほしい
と思うような中学校がある場合、例えばSAPIXや早稲アカの上位層が受験してくれれば
翌年度の偏差値を大きく上げることができます(お試し受験や午後の押さえとかもあります)。
偏差値の話にそれてしまいましたが、このようにして
男女別・共学、通学時間・乗換回数、塾ごとの偏差値、定期券代、試験日
を一覧にして、学校見学や説明会への参加を検討したりしています。
しかしそれだけでは情報を幅広く集められないため、中学受験の案内本を買ったりします。
毎年は買いません。上の子が早稲アカ通いで無料(塾代に入っているでしょうけど)で
を(毎年じゃなかったと思いますが)もらっていたので、これまでは四谷大塚を買っていました。
しかしSAPIX通塾になったので、SAPIXの本を買ってみました(高学年でも有料でしょうね)。
それぞれに良いところがあります。SAPIX本の良いところは、
学校案内以外の入試傾向分析や、出題された問題の解説が豊富。SAPIX偏差値表がある
というところです。SAPIX偏差値表は、SAPIXマイページに登録しないとネットでは見られません。
また、SAPIXオープンが実施される度に更新されていくので、自分で保存する必要があります。
塾生になったり有料の模試を受けると、さらに学校ごとの詳細な合否情報(過去の生徒から)を
閲覧できるようになります。SAPIXが3月頃に実施している入試報告会で配布される、
難関校の入試結果実績と分布3年分の、各学校バージョンです。かなり詳細です。
※外部生で有料模試を受験した場合は、期間限定(数か月)で閲覧できます。
四谷大塚の本の良いところは、
難関校合格生徒の、4年生からのYT偏差値推移がある(Sコース、Cコースごとなど)
※上の子の時、この情報は地味に重要でした。個人的に、YT推移はあてになりました
各学校の案内ページに併願パターンが記載されている
合格ライン80%(併願校選び)と50%(本命校選び)の両方がある
学校のおおまかな位置を記した地図がついている
です。偏差値表は四谷大塚のホームページから誰でも閲覧できますし、前年度実績から
本年度の合不合判定テストの結果ごとに偏差値表を掲載しているので、受験者の動向も
多少は感じ取れるようになっています。
早稲アカは四谷大塚の偏差値表を使っているので、難関校を目指す場合はSAPIXオープンの受験と
SAPIX偏差値表で順位を把握すると良いと思います。
ちなみに上の子(SSクラス)の時は、中学受験責任者の先生が
ライバルだけど、こればかりはSAPIXオープンを受けておいで。立ち位置がわかるから
と促していました。どこの塾も毎年、自分のところの模試の受験者数と受験層を気にしています。
というわけで、これからはSAPIX版を購入していくつもりですが、四谷大塚版や声の教育社版は
塾やテストの送迎待ちの時に、本屋でチェックしておこうと思います。