娘と電車に乗りました。
たまたまその駅から出る始発が来るので前から3列目くらいに並びました。
電車が来てドアが開き、左右どちらの座席に行こうか一瞬躊躇して左に決めたところ、
すんでの差で娘を座らせることができませんでした。一瞬の迷いが・・・。
そうしたら、それを見ていた大学生くらいの女性が、娘に席を譲ってくれました。
もう小学二年生だし、こういうこともあるさということで娘も気にしていなかったのですが、
その方の優しさなのでしょう。いいです、申し訳ないですと遠慮したのですが、
笑顔で譲って下さいました。そこまでの善意を遠慮するのはかえって失礼と思い、
せめて深くお辞儀をして「申し訳ないです」とお詫びしました。
しばらくして娘の隣の男性が駅で降りて私の前が空いたので、
「本当にありがとうございました、どうぞ」
と座っていただき、改めてお礼を伝えました。
娘はお礼を言ったのか言わなかったのかわからなかったのですが、
「お礼を言わなきゃ!」みたいに伝えると、相手の女性に気を遣わせると思ったので
それよりは、親として誠意を持って接してみようと心がけてみました。
降車駅で下車した後、娘に
やさしい人のお陰で座って本が読めたね
パパも気持ちよくお礼が言えたよ
と笑って伝えました。自然な感謝が出るように、義務や義理だと思わないようにしつつ
大切なことを伝えていけるようになりたいと思いました。
優しさと、娘に大切なことを伝える機会を作ってくれた見知らぬ方に、感謝です。