前回の記事で、
目指す学校に必要な学習量は、塾ごとに差は出ない
と書きました。
そして、宿題の多い少ないは塾でなく子ども次第です。
まず、
感宿題の精神的な量(相対宿題量)は、授業中の理解度に左右される
と思います。ほとんど理解せずに宿題にされたら、恐らく
終わらせられないか、親が”解き方”を教えてしまうか、答えを写すか
になります。
基礎に穴を開けたまま、あるいは無理な先取りで記憶力だけで解いていたりすると、
高学年の問題で手も足も出なくなる
という怖さがあります。300ピースのパズルが、たった数ピースで完成しないように。
こうなると、高学年になるにつれて
解けない問題(算国)
わからない・知らない問題(理社
が増えてしまって、かける時間的に宿題が重たくなります。
解ける子は時間がかからないので、軽々と終わらせられます。
それが極端にならないように、クラスによってテキストや宿題の難易度を変えて、
塾は子どもに適切な負荷をかけています。
でもその課題をこなすことで期待できるクラスは「今そこに居るクラス」です。
学年が上がるほど色々とつらくなるのは、構造的な部分もあります。
高学年を乗り切るための能力と基礎を固めておかないと、後が怖いのです。
宿題にしないと学習習慣が身につかないなら、それを追跡できる塾が良いと思います。
その代わり、任せっぱなしはダメです。あの手この手で手抜きは発生します。
また、低学年で学習習慣が身についていたように見えても、3年生と4年生は要注意です。
手抜きのコツを覚えるか、ルーチン化されたものをこなすスタイルになる
という落とし穴があるのも、9~10歳のあたりです。本当にご注意を!😖
(余談)
ちなみに宿題の考え方ですが、時間のかかる教科・課題は誰でも同じです。
結局、宿題は処理能力の影響が強いものがボトルネックとなります。
総じて、文章の読み取り力・情報整理力が弱いと、すべての課題に時間がかかり、疲れます。
サボりたくなる、だるくなってルーチン化する入口かもしれません。
内容も量も重たくなる3~4年生からが、本当の試練です・・・😱