SAPIXのコース(クラス分け)は、組み分けテストで配られる
校舎ごとのコース基準表(お見せすることはできませんが😅)
によって決まります。
早稲アカでもそうでしたが、総生徒数が多い校舎はクラス分けも細かくなっていきます。
単純に以下のようなことです。
生徒の成績が概ね正規分布になっているならば、総数が多いと各割合に該当する人数が増える
- 総人数が100人のA校舎なら、上位1%は10人
- 総人数が300人のB校舎なら、上位1%は30人
したがって「1コース15~20人」と規定すると、
- A校舎の最上位クラスは偏差値73以下の生徒も入る
- B校舎の最上位クラスは偏差値73の生徒でも入れない
ということになります。
でも
大規模校舎に優秀な生徒が多く集まり、小規模校舎には偏差値70なんて子はいないのでは!?
と考える保護者は、少なくないかもしれません。
しかし多くの場合は、
総数が多いから・少ないからそう見える(レア度が違うだけ)であって、
校舎の規模は学力とほとんど関係ない
と思います。
ちなみにSAPIXの合格実績が良いことの筆頭理由は「優秀な子が集まりやすい」だと思います。
ブランドイメージの方が強いかな?🤔という意味です。
さて、教育機会の多寡や環境要因を除外したとした場合、
人口の多い都市(東京)には優秀な人が生まれ、地方では優秀な人は生まれない
といったことがあるでしょうか?あるいは
優秀な子どもはみなSAPIX東京校にしか通わず、小規模校舎には優秀な子は通わない
といったことがあるでしょうか?(割合の話でなくイチゼロ(有無)の話で)。
そのようなことは基本的にありません。
高偏差値コースに通うために越境通塾している
というケースはあるかもしれませんが、あくまでもコーナーケース(特別な子)であって、
一般的ではないでしょう。そもそも
通っている校舎やコースが上位だと、難関校の合格が確約される
などではないのですから(以下、参考記事。無料会員登録が必要)。
次回の記事では、上位コースは”目指すものなのか?”について書こうと思います👋