先日、妻も息子も娘も出かけていたので、
お昼はそうめんでも食べるかー・・・
と、寸胴鍋にたっぷりのお湯を沸かしていました。
途中で宅配便が来たりして、一度沸騰しては火を止めて、また再沸騰させてを2~3回繰り返しました。
やっと落ち着いて改めてコンロに点火し、そうめんを勢いよく入れたところ
鍋の水が大爆発!🌋
鍋から50cmくらいは飛び出て、慌てて避けました。幸いにして火傷もほとんどなく🥵
そういえばそんな話があったなぁ。何ていうんだっけ?
と思って調べたところ、突沸でした。
寸胴鍋は表面がツルツルでしたし、水も浄水でたっぷり過熱状態。そこに麺を入れたものですから
あっという間に再沸騰したというわけでした(やっちまった)。でも
これは理科的知識として重要だ!
と思い、後から娘に突沸の話を教えてあげました。
危険が伴うので再現実験するかは改めて考えますが(防護して小さい鍋でとか)、
水の性質は不思議なことが多く、上の子の受験の理科でも何回も出てきました。例えば
物質は温度が下がると体積が小さくなります。水の凝固点は0℃です。
(問題)池の水がどのようにして凍るか説明しなさい
なんていうのもありました。
水は4℃で体積最小(密度最大)となるため、0℃の水は池の上方に移動します。
したがって池の水は表面から凍り始め、池の中の水は上の方から凍っていきます。
というやつです。
体積変化により対流も起こって水の入れ替えが進み、また温度が変わり・・・など。
知れば知るほど面白いなと思いました。そこから海水温度と気候の関係などにも興味がわくと、
理社を横断した知識になるのかな・・・と思ったものでした。ミクロの理科、マクロの地理。
他には水の過冷却も面白かったです(そのうちどこかで問題に出るでしょうか?)。
これは水に限らず
ずっと入れたままで忘れていたペットボトルのコーラ
でも発生したので、焦りますが面白いと思います😉
温度、体積(密度)、気圧などなど。様々な理科的条件に興味がわけば、いつか大学院でスパコンを
使ってシミュレーションしたりといった、本格的な学究にもつながるでしょう。
水や氷といえば、物質の三態(三相・相転移。ちなみに「気体」や「液体」と書くので、
理科でうっかりやるのが「物質の三体」と書いてしまうこと)にもつながりが深いですが、
プラズマやアモルファスなど、物質の状態はまだまだ研究が盛んな分野も多いです。
成長とイベントに合わせて、ここぞというタイミングで疑問をなげかけてみたいと思います。
夏休みの自由研究では仕掛け絵本とからくりについての考察を実施予定ですが、
プランBとして突沸(沸騰石あり・なし)と過冷却水の製作もいいかもしれません👆💡