娘と朝のニュースを観ていたら、
海水魚と淡水魚が一緒に暮らせる魔法の水!🐟🐠
が紹介されていました。詳しくは大学のホームページを是非ご覧頂きたいですが、
簡単にいうと、
海水魚が生きるのに必要な濃度のミネラル(塩分濃度なら1%)の水
だそうです。
(詳しくはこちら)
この”魔法の水”ですが、基本特許はグループ法人である加計学園が持っています😮
モリカケ問題で有名になってしまった加計学園ですね。
そのせいか、他にもいろいろと騒ぎになりました。
研究にはお金💰がかかるものですし、国プロ(国家プロジェクト)とかだと国から予算が出ます。
人類にとって業の深いあの核爆弾も、アメリカが国家予算を注いで作り上げたものでした。
国の力を頼りにするのは、誰でもどこの国でも似たようなものかもしれません。
さて、研究の光と影の話は置いておいて、魔法の水です。
「好適環境水」というだけあって、魚が暮らすのに好適な水であるということです。
(カブトムシマットも幼虫を育てるために適したマット(土)だったりします😅)
ニュースの解説によると、海水魚でも淡水魚でも体内の塩分濃度は約1%だそうです。
淡水魚はほとんど水を飲まず、エラから入ってきた水を尿として排出するが、
塩分を排出する機能が低いため、海水に入れると塩分を排出できずに死んでしまう
そして
海水魚は海水をどんどん飲み込んで塩分を積極的に排出し、塩分濃度を保っているが、
淡水に入ると飲み込んだ水に塩分がなく、水だけがどんどん取り込まれて死んでしまう
だそうです。
ここで驚いたのが、
海水魚は体内の塩分濃度を1%に保つため、エネルギーの30%をその排出に使っている💦
という話でした😮
したがって
魔法の水で育てた海水魚はエネルギー効率が非常に高く、
通常よりも早く大きく育つ!(2倍以上)
が実現できているのだとか!!
これはすごいですね。見学できるならば、娘を連れて実物を観てこようと思います🤩
養殖という観点で考えれば理想的な技術ですよね~🤗
但し、生命の進化(環境適応)という点では最も逆行した話にもなります。
中学受験に限らず、大学受験も同じ問題は潜んでいるかもしれません。
受験に特化した好適環境で受験勉強に集中すれば、志望校に合格する可能性は高まります。
一方で、受験以外の環境下で生き残るのが難しくなるかもしれない、ということです。
中高一貫校に進めば、大学進学や知識・経験の獲得で有利な面もあれば、
一般的、あるいは自然な日本の学校環境を体験することはできません。
海外大学に進学すれば日本のキャンパスライフがわからない、とかも似ていると思います。
生命にとっては、
好適な環境は現状維持を前提としている
と考えられます。したがって変化に弱かったり、本能的に変化を嫌ったりします。
これは生命体のジレンマともいえるでしょう。
生物の生き残り戦略として
現状を維持すること
現状の中でより有利な立場、環境を手に入れること
は、理に適っています。それと同時に、変化への弱さや抵抗感も内包していきます。
好適環境水は養殖に最適でありながら、生命としては必ずしも最適といえないのはなぜですか?
国語や社会、あるいは理科などの記述問題で出てきても不思議じゃなさそうですね!
娘には好適環境水の実物を見せつつ、
自然には自然の良さ、リスクとポテンシャルがあること
を、考えられるように教えていきたいと思います。
いずれにしても好適環境水をこの目で見てみたいです🧐ワクワク🤩