一人目(2021年)の経験と現在進行中の取り組みを中心に記事を書いています

少しでも、誰かに役立つ内容や共感できる話になれば嬉しいです(一人目の時は初めてで大変でした)

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エクタス、国語と算数の授業

前回は授業の進め方について書いてみました。

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今回は実際の授業(算国)の内容を書いてみたいと思います。

国語は漢字テストなどをやった後、すぐに読解問題に入ります。

本文の内容を完全に把握するため、段落の並び替えを行ったりします(形式・意味段落)。

ここまでがウォーミングアップです。そして本文を理解した後は記述問題です。

記述では間違えても決して消しゴムを使わせず、先生に見せては添削され、

最適な解答に仕上げていきます。したがってなかなか要点が掴めなければ、

答案用紙は書くところがなくなってもおかしくないくらい、文字でいっぱいになります。

自分の思考の軌跡、どう考えて何を不正解とされたか、何度も自分で振り返ることになります。

これなら嫌でも考え続けることになりますが、

どうしてダメなんだろう?もうわからないよ。指摘ばっかりでもう嫌だ

と思って手が止まれば、先生のところに行けなくなるでしょう。添削は容赦なかったです。

その日がよくても次回からは行きたくなくなるかもしれません。

間違えることを恐れず、貪欲に学ぼうとし続けられる子でなければ続かないと思いました。

 

算数はさらにスピード感がありました。

最初にその日の課題が全問配られ、各自できたら添削をお願いし、正解なら先に進めます。

自分なりに解いては添削をしてもらうのですが、ヒントをもらえるわけではありません。

「その答えがダメな理由」だけが唯一のヒントです。とはいえ理由もほんの一言程度です。

子どもたちが入れ替わり立ち替わり添削をお願いするのですから、展開は自然と早くなります。

量も質もボリュームたっぷりなので、60分で全問たどり着ける子はほぼ居ないそうです。

生徒数は少なく(女子が結構居て驚きましたが)、全員がずっとトップスピードです。

不正解でも気持ちを切り替えて、視点を変えたり柔軟にダメ出しを受け容れられなければ

どこかで止まってしまいます。問題を解く以外に何かを考える暇はないと思います。

 

SAPIXも一切の休憩なし(トイレ休憩もなし)で授業はぶっ続けですが、エクタスの高負荷は

たぶんこれがSAPIXのアルワンみたいな感じなんだろうな

と思いました。アスリートがゾーンに入った感覚のように、解答マシーンと化すのでしょう。

また添削の時に先生に言われたことは、

一度だけ聞いてその場で理解しなければならない

という感じでした。たとえ詳しく理屈を理解できなくても

ここではこういうルールなんだな

と受け止めて、道具として使ってみる器用さも必要な感じでした。

そして、授業が終わってからよく考えて咀嚼し、理屈を理解していくという・・・。

この学習スタイルは、かなり高度なやり方だと思います。

ついていける子どもだから最難関に合格できるのか、

それともこのスタイルに食らいついていければ最難関に合格できるのか。

どちらが真とも言い難いですが、こんな授業を苦にせずついていけるなら、

筑駒・御三家・駒東に合格できるのかもしれません。

保護者によって素晴らしい塾に見えたり、

何も教えてくれないお高い塾に見えたりするのも、わかった気がしました~👋