さて前回からのつづきで、今回はマンスリー講座2年生10月から、
魔法陣っぽい問題について書いてまいります。
(前回の記事はこちら)
(2)魔法陣っぽい問題
平成26年・筑波大附属中の問題でした。表現は変えていますが以下の問題です。
0~8の整数が入る3x3のマスに数字を埋めます。
タテとヨコの合計(和)が同じになるようにします。
「2」と「5」をヒントに右下の「3」を埋めてから考えても良いのですが、娘👧には
👨9月のマンスリーで何やったっけ?1~9までの数字が並んでいたらってやつでさ
👧真ん中は平均!
👨それ!じゃあ0~8の平均は?
👧えーと・・・真ん中だから4?
👨そうだね。4の隣の3と5の平均も真ん中の4になるよね。さらにその隣の2と6も、
平均は真ん中の4になるよね。
同じ数だけ離れた3つの並んだ数字の真ん中が平均、だったよね。
じゃあ1~9の魔法陣の真ん中は何だっけ?
👧5!これも真ん中は平均!
👨そうそう!いいね~。じゃあ今回もそれ使ってみようか?
👧でも真ん中は0が入ってるよ?
👨そうだね~。何でだと思う?問題文をもう一度読んでみようか?
👧・・・あ!魔法陣と違って「ナナメ」の和がない!だから真ん中が4じゃないってこと?
👨そう!その通り!よく読めたね。
という感じで、前回習ったことを使うように誘導しました。
👨今回は「9つの数字の平均が4」だってわかったんだよね?
今回も同じ数だけ、つまり1ずつ離れた数字の並びだから・・・
👧平均が4になるから、3つの数字の合計が12になればいいってこと!
👨大正解!💯🤩じゃあもう3つの数字の和がいくつかわかっちゃったね😚
👧うん!ここまでは簡単だね~
と、ポイントとなる「7」が埋まりました。ここが埋まればあっという間です。
和が12だとわかっていれば7がすぐ埋まり、3も埋まる。残る数字は1, 4, 6, 8。
とにかく数列の平均が4とわかっているので、3つの数字の和が12とわかれば早い早い🤩
0をはさむタテの列は残る数字のうち4と8のペアでないと12の和が作れないので、
4と8のどちらを上に持ってくるか?
がわかれば終わりです。娘もすぐに
上に8を置くと左上に2が必要になるからできない👆だから上が4、下が8👍
とわかり、難なく解けました。
もちろん
9月にやった、平均を使おうね
で誘導したから
並んだ数字の真ん中が平均で、並んだ数字の個数x平均が和
を思い出せたわけですが、そこから
平均がわかっていれば、9つの数字でなく3つの数字でも和を割り出せる
ということに気づいてくれたのが嬉しかったです。
私としては、娘👧に天才的なものを求めてるわけではないので、初見で解けなくて全然構いません。
いくらでも誘導して、
(最近でなく少し前に)習ったことを使ってみる、という感覚を身につける
数の性質の不思議に何らかの規則性を感じ、持っている道具を工夫してみる
という楽しさに気づいてもらえれば、それでいいと思っています。
このやり方では、もしかしたら難関校を目指す子には追いつけないかもしれませんが、
勉強の面白さを見つけられるようにしてあげたいと思っています。
今回はかなりうまくできた気がします。二人で楽しく遊べた感じでした🤗
(マンスリー講座10月その3につづきます👋)