前回からの続きです。
昨年まではもう少しフワッと、理念を中心とした指導方針の語り口だった印象でしたが
今年は因果を具体的に結び付けて「こうしたからこの実績になった」という切り口
でした。
実際に紹介されたAIの指導画面は、1画面に10個くらいのテーマが表示され、
左上から横に並んで優先的に取り組む課題が示されていました。
※検索で「四谷大塚 AI アドバイス 画像」で検索するとNIKKEIの記事で
画像イメージが少し見られます。
最初の2つは理科で次の4つは算数といった形で、
限られた時間でどの学習から取り組むと、4教科での成績向上が期待できるか
が、生徒本人にわかるように示されていました。
4教科全体で穴がなくなるということで、勉強方法が合理的で良いと思います。
ここには四谷大塚ならではのAIとの相性の良さがありました。
AIをトレーニングするためには豊富なデータが必要です。
四谷大塚は2007年度から全国統一小学生テストを実施してきました。
2025年11月時点での累計人数は420万人に達しているそうです。
これ以外にもYTテストや合不合テストなど、作問力の高い四谷大塚ならではの強みがあります。
中学受験において大手4塾のデータ量は、圧倒的に抜きん出ていると思います。
それに加えて高速基礎マスターなどの日常的な取り組みデータや志望校別単元ジャンル演習など、
幅広く生徒の傾向を解析するためのデータベースが複合的に構築されています。
これらをベースにして納得感や手応えのある学習を続けていけば、成績向上につながると思います。
ただ一方で、いくつか素朴な疑問も生まれました。
成績自体は周りの出来具合と自分の出来で変わるし、出題内容にも依存する?🤔
これは、スナップショットで1回分の成績を見てしまうと
指導に沿って対策したのに成績につながらなかった!
と思うケースがあるかも?という意味です。逆に
1回ですぐにAI効果が出た🤩
と思ってしまうケースもあると思うので、道具は慎重に使わなければと思います。
合格者インタビューでも
AIのアドバイスが的確で成績向上しました
みたいなコメントが出てきて、AI先生がすぐに悩みを解決してくれそうな気分になります😅
長い目で見れば4教科で穴を作らない方が確実に入試に強くなるはずですが、
目先の偏差値やコース分けで焦ってしまうと、AIへの信頼が揺らぐかもしれません。
入試報告会の説明でもAIは強調されていましたが、
あくまでも日々の学習をコツコツやるために、効率を上げるためのもの
という位置づけに感じました。
でも大事ですよね、これが。
子どもは長時間の勉強はしたがらないですし、親は努力を数値で確認したい😅
できるだけ効率よく学習したいのは、時間のない中学受験家庭の願いだと思います。
子どもが自ら勉強するための手助けにもなりそうです。
もうひとつの疑問は
全員にきめ細かい指導ができてしまったら、地頭みたいな差だけが残るのでは?😬
です。
真実かどうかは別として、環境要因50%・遺伝要因50%と仮置きした場合に、
環境要因がすべて取り除かれたら?という話です。
でも実際にはそんな理論的な状況にはならず、
AIなどのアドバイス通りにコツコツ取り組めたか?
が差につながるのだと思います。
これを勉強するといいよ
言われても、数をこなす勉強と本質を考える勉強では身につく力が違うように、です。
そういう意味で、
諦めずにコツコツ続けられる(やっていることを信じられる)ためにもAIを
という見方をすれば、
昔から変わらない学びの王道(自ら取り組むこと)
に沿っているかもしれません。
折れそうなメンタルを支えるという効果も期待したいかな😅
次回も入試報告会の続きで、四谷大塚らしい大学受験に絡めた内容です👋