娘の成績は割りと変動する方ですが、息子の時よりは変動幅が小さいです。
低学年の間は周りに通塾している子どもが少なかったこともあって、成績はより安定的でした。
4年生になってから本格的に中学受験が始まり、同級生でも塾に通う子どもが一気に増えました。
3年生から通塾を始めた子どもで、親子ともに
この成績なら〇〇に行くしかない🤩!
と騒いでいたご家庭を見かけましたが、4年生になって順位もクラスも下がっていました。
親の悪影響だったと思うのですが、子どもは本当に自分が極めて優秀だと信じ込んでいたので、
同級生の子どもたちに中学受験の話を持ち出しては、その学校に行くことをアピールしていました。
ちょっとかわいそうだなと思ったり、ここからが本当の努力のしどころだよ~とも思いましたが、
ご両親は完全に塾任せで子どもの面倒もあまり見ていないようなので、厳しい戦いになりそうです。
とはいえ、他人の家のことは何も言えないのが中学受験です。
一方で、その子が下に見ていた同級生は4年生になって成績が伸び、
ついにクラスも順位も完全に抜き去っていました。
下に見られていた同級生の子どもはおとなしいタイプの子どもですが、
勉強の楽しさを覚えて自ら学習に取り組んでいるようです。
子ども以上に変化が見られたのは親御さんのようで、それまでは
うちはどこかに受かればいいと思ってるし、積極的なタイプでもないから~
と割りとほんわかムードで学習していたのが、最近では
〇〇をうちの子が気に入っちゃったみたいで、無謀だけど狙ってみようかな~
と言い始めています。
ちなみにうちの娘いわく、
その子は別に〇〇に行きたいわけじゃないみたいだけど
とのこと。
これも中学受験ではよくあることなのではないかなと思います。
その子が勉強嫌いになるような展開にはなってほしくないです。
中学受験をする子どもの親御さんの中には、自らは中学受験の話題も出さず距離を保つタイプや、
積極的に情報交換をしつつマウント合戦に入っていくタイプなどが居ます。
しかしどんなタイプであっても、
子どもの成績の変化で親の意識まで変化してしまう
ということがあると思います。
ところが成績は変動したり、時には大きく崩れて波乱が起こることもあります。
ラチェット効果みたいなもので、一度上振れした成績を基準に物事を考えてしまうと
少しでも成績が下がった時に気持ちが大きく変化する
ということが起こり得ます。
その怖さを知っている大人であれば、偏差値みたいな数値目標だけにこだわるのではなく、
毎日の課題に取り組んだか(但し「終わらせたか」とかでなく、自主性を重視)
自ら整理整頓や準備、早寝などの自己管理を”しようとした”か(「したか」ではない)
などの定性目標を加えることで、成果主義と距離を保ち「育成」にシフトしたりできると思います。
同級生の親御さんを見ていると、子どもの成績というのは本当に親の意識を狂わせる魔力があります。
特に
欲が出始めた時の行動形態や態度の変化
は、人が変わるとはこういうことだなと思います。
元々そういうものだと思って普段は中学受験の話題から距離を取り続けているので、
わが家は少し不思議に見られているようです😅
勉強しているようだけど、特に目標があるようにも見えないし?🤔
そんな風に見られているとも聞きます👂
あるいは
絶対に〇〇狙ってるけど、徹底的に隠している
と思われているとか。
本当に決められないんですよ、だって
本当に6年生の秋ぐらいになるまでは、どうなるかまったくわからない
のですから。だから「あわよくば~」とかもないです。
やるべきことをこつこつと。これしかない👆
そして学力的にちょうどよくて気に入った学校があればすごく幸運!だと思ってます。
妻も普段、なるべく中学受験の話題にならないようにしたり、
その話題が盛んな(というよりそのために集まっている)グループ
からは存在を忘れ去られるようにしているようです。
でも割りと近い距離間だった親御さんも、少し目の色が変わってきた(欲目が出た)ようで
少し戸惑っていました。
そういうことがある
と思っていないと危ないと思うんですよね・・・
私も常に「ひとつ間違えば」と自戒しています。
girl.chugakujuken-challenge.work
終わってみれば何てことない平常に戻ることがほとんど
の中学受験ですが、入れ込み過ぎると影響が長引くケースもあるようです。
親の意識の変化こそ最も注意が必要じゃないかなぁ・・・と思いました👋