組み分けの結果を挟んでしまいましたが、前回の「おまけ1」では
- 低学年では知識の差と配点マジックで高偏差値が出やすいものの、高学年で続かない
- 4年生以降でも知識系で全体の得点をカバーするスタイルだと6年生で伸び悩む
この2つは構図的によく似ている気がする
と書きました。
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そういえば・・・
低学年で高い偏差値が出てもアテにできないなぁ
と書きましたが、同様に
低学年で「低い偏差値が出た!」と焦るのも意味ないってことか
と気づきました。問題の読み違え、繰り上げ・繰り下げ忘れ、
失点なんていくらでもあり得ます。
やはり低学年の目先の成績で一喜一憂する必要はないのかも
という印象を改めて受けました。
やはり低学年のうちに、
知識の詰め込みで得点して安心するのではなく、その時(歳)で平均の知識で良いから、
必要に応じて自分の持ち物を工夫し使いこなす取り組みを続けていくこと
が、あと伸びの秘訣なのかもしれません。
たとえば娘は漢検も受けていますが、私は
上位級に進ませるよりも、習熟した漢字を使った熟語で語彙を増やす方が絶対良い
と思っています(ここは妻と少し考えが違うかも)
漢字は単体で使わないでしょうし、その方が意味も入りますし😌
時間があったら知識量の増加に偏重するのではなく、
創意工夫やアウトプットを出す練習に当てた方が力がつくというか・・・
低学年から取り組んでいたら良いクセがつくかもしれません。
あれ・・・?
おや?
何か今まで塾で言われてきたことがつながってきた気が・・・?
これまでに学んだことが急につながり、応用力が広がる6年生
と同じ現象か!?(ちょっと大げさに言ってみました🤣)
低学年で先取りして教えないで下さいね
とか
予習して解き方とか教えると力がつかなくなりますよ
とか保護者会とかで聞いた気がするのですが、
先ほどの仮説が正しいならば、次のように言い換えてまとめた方がしっくり来ます。
やってほしくない予習や先取りをすると、知識の差で得点差がつきやすくなりますよ
そうすると成績が良くなるので成功体験が染みつき、そのやり方に依存しますよ
でも高学年や本当の入試は、知識量でなく知識の活用と題意の読み取りだから、
知識偏重に慣れていると、持っている知識に当てはまらない時に思考が止まりますよ
これなら構図的には私は理解しやすいと感じます。仮説に過ぎませんけど😅
受験は量だ
と思って
6年生2月までにたくさん練習した方が勝つ
という考え方の場合、(たまたま練習中に思考力が身についたケースは除くとして)
とにかく類題を覚える
を繰り返しているうちに、初見で思考が止まるようなタイプになるかもしれません。
でも模試類ではそれが通用してしまうなら、
詰め込みの成功体験は成績と引き換えにリスクを背負う
といえるのでしょう。
では先取りは何でもリスクにつながるのか?
私はそんな風にはまったく思っていません。必要な時もあると思っています。
むしろ、ある子どもの成熟度が高い(早い)場合は、
先に進ませないと退屈して油断・慢心するかも
と思っています。ポイントは
先取りによる高偏差値は、成功体験になるリスクがあるように見えた
ということです。成績のための先取りはリスクを生むのではないかな、と。
なので先取りのことを「失速の間接的要因」と表現しました。
次回は話を戻して(おまけが長すぎた😵)偏差値シミュレーションのまとめです👋