2028中学受験(女子)in SAPIX

2028年2月に中学受験予定のブログです。SAPIXで勉強中。

一人目(2021年)の経験と現在進行中の取り組みを中心に記事を書いています

少しでも、誰かに役立つ内容や共感できる話になれば嬉しいです(一人目の時は初めてで大変でした)

すべての中学受験(親子)を応援します!

(別解)日能研・難関チャレンジテスト大問5(3)

なかなか難しく、それでいて非常によくできた問題だなぁ🤔

と思った日能研の難関チャレンジテスト🤩

girl.chugakujuken-challenge.work

前回書きましたが、大問5には

こっちの方がいいぞ😉

という、解説とは違う解き方があると思いました。

「こっちの方がいいぞ」は私の好きなアオアシに出てくる、司馬さんのセリフです☺️

shogakukan-comic.jp

個人的に司馬さんのキャラクターと設定が大好きで😅

 

大問5はこんな問題でした。

4つの数字があるきまりにしたがって1枚のカードに書かれています。

そして(1)が誘導になっていて、

左下の数字は4の倍数であること

が、わかるようになっています。

また(2)は次の誘導になっていて、

12枚目のカードの4つの数字の合計が186であること

が、わかるようになっています。

これらを踏まえて(3)の問題です。

(3)あるカードに書かれた数字の合計は250です。このカードは何枚目でしょうか?

 答えとともに、式や考え方も書きましょう

日能研の解説では以下のような解き方になっています。

12枚目のカードの数字の合計は186で、次のカードの数字の合計は202です。

その次のカードの数字の合計は218です。

つまり、カードの数字の合計は16ずつ増えていきます。

よって12枚目のカードの数字の合計が186なので、

カードの数字の合計が250になるのは

186+16+16+16+16=250

で、16枚目となります。

丁寧ですね😅

等差数列を習っていない

という前提だと、こんな風に少し遠回りな解説になるのかもしれません。

なぜなら(3)は

式や考え方も書きましょう

だからです。

先取りで等差数列を知っている子どもが、公式だけで解くケースをはじくため?🤔

そのために考え方を説明させてるのかな?😅

と思ってしまいます。

もちろん等差数列を本質までガッツリ習っている前提🤣で、

最初のカードの数字の合計が10

カードが1枚進むと16だけ増える

よって合計が250となるのは、(250-10)÷16+1=16(枚目)

🧐キリッ!

でも良いのです。最後の「+1」は1枚目のカードですね(忘れがち😅)

これはこれで満点がもらえる解答だと思いますが、少し先取り感があります🤣

私が娘に教えた別解は次の通りでした。

👨「左下の数字が4の倍数だよね。他のマス目の数字って、どんな数字?」

👧「右下は(左下ー1)、右上は(左下ー2)、左上は(左下ー3)」

👨「だね。もし全部のマス目が左下と同じ数だったら、合計っていくつになる?」

👧「えっと・・・左下x4?」

👨「正解!元々のカードの数の合計と比べるとどうなった?」

👧「?・・・あ、6大きくなった。そっか。

  元々の数は、左下の数から1引いて2引いて3引くから6小さかったからか」

👨「そう!だったらさ、250じゃなくて250+6で考えたらどう?」

👧「あー!なるほどねー。256は左下の4倍だから256÷4=64。

  左下は64ってことね。てことは何枚目かというと、左下は4の倍数だから・・・

  64÷4で16枚目か!」

👨「大正解🤗これだとさ、数の合計が250じゃなくて1018とかになっても

  計算しやすくない?だって割る数はいつも4だから」

👧「えっと、1018+6=1024で、1024÷4は256。左下は256で、

  256÷4で64枚目!

  だからもし何枚目かがわかっていたら、何枚目x4で左下の数を出して、

  さらにそれを4倍して6引けば数の合計がわかるってことだね」

ポイントは、

カードのマス目の数は律儀に使わず、自分が計算しやすいように加工してもいいんだよ

ということでした😅

こういう工夫というか扱いやすい数字を使うというのは、算数をサボるコツだと思っています🤣

なぜ「こっちの方がいいぞ」と思うかというと、

等差数列だと16で割ることになる(2桁の割り算になる)

1枚目のカードを忘れがち

3年生らしい解き方😍として4の倍数しばり、かつ割る数が割りやすい4固定になるから

です。先ほどのように1018でも間違えにくく解けたように(娘は筆算しました)、

5桁や6桁になっても16で割るより楽になります😅

4で割るを2回繰り返してるから結局16で割ってるじゃん

といえばその通りですが、プロセスが細かい分だけ3年生にも使いやすい気がします。

いずれ素因数分解を習えば応用するだろう

という期待もあります😉

特に教えたかったのは、

書かれた数の通りに計算しなくてもいいんだよ

でした。もっと自由に、あれこれ発想して解いてほしいと思っています。それに算数は

美しく解きたい🤩

という気持ちが、より効率よく流れるような解き方への探求心につながるはずだからです。

問題を都合よく変えてしまってもいい👧🤣

が面白かったのか、別の数字でいくつか解いてくれました😉

子どもは自由であることを喜びますね~。

日能研の面白い問題のお陰で娘の探求心が少し刺激できました🤗👋