当たりはずれといったら失礼ですが、
あまり同感できないなぁ🤔
と思うことが少なくない気がする桜井信一さんの記事です。
今頃の時期になると早い子は過去問に取り掛かったりもすると思うのですが、
使い方を間違えると混乱する
と私は思います(経験で話しています)。
そう思っていたら、桜井さんも同じことを書いていて安心しました。
私が大事だ!と思うところを抜粋・要約します。
1.過去問を解いてみて得点できた学校を”相性が良い”と思ってはいけない
2.ラストスパートは不思議なもので、基礎知識がつながって急に問題が解けるようになる
3.知識を当てはめようとする解き方から、
”この部分がわかれば解けるから、この部分はどの知識を使えばいいんだっけ?”
という逆転の発想に変わる
4.過去問は時間配分と配点を把握(確度の高い推測)ができてないと満足な結果が出ない
この辺は、
さすが自分で入試問題を解きまくった人というだけのことはあるなぁ~
と感心しました。私も解きまくって今に至るのですが、
短い記事でエッセンスをまとめられている姿から、完成された知の厚みを感じます。
過去問から見える相性は、得点できたから相性が良い、ではないと思います。
私も昔、過去問について記事をいくつか上げましたが、
相性は「解いていて問題がすっと入ってくる」「解いていて何か心地よい」と感じる
ようなものです。
わからなくても楽しい(得点できない)、もっと解きたい
ということもあるのです。
girl.chugakujuken-challenge.work
今の時期に過去問で得点できなくても、それこそ、
過去3年分くらいやってもまだ合格者最低点に届かない
と12月くらいに思っても、私の経験から考えると
たぶんみんなそれくらい(つまり普通)で、
過去問に対して自分の学力を出せるにはまだ慣れが必要なだけ
と思います。
得点?できませんよ、普通に。そんなに過去問は甘くないと思います。
3回くらい解いていくと、
これで合格者平均点くらいなんだ(という解答用紙の正解数のボリューム感)
ここまで得点しないとダメだということは、ペース配分はこれではダメなんだ
解答に早く至るための方法を見つけなきゃ!(←この辺から真剣に”題意”に関心が向く)
という考えになります(心が折れなければ😱)
過去問を親の安心のために、疑似入試&合格体験に使ってはいけません🙅
一番良くないのは、
解くだけ解いて採点結果のみを見るだけ
という使い方ですね。何にもならないと感じます。
どこで時間をロスしたのか?
大問1からどういう流れになっているのか?
どの分野の問題だと得点できている(できていない)か?
を精緻に分析していって初めて、取り組む価値・意味があると思います。
だってその学校に合格するためですよね?問題と解答を分析しないなんてありえません。
本番じゃないのだから結果に一喜一憂する必要なんてなく、
得点できなくなっているわが子の、テストへの向き合い方
を分析するのです。問題をよく読んでないのか、変なところでロスしてないかとか。
そうやって、その学校の問題を解くためのスキルを本番までに身につけるのであって、
合格しそうかどうかを確かめるために使うなんて、もったいない!と思います。
過去問は時間配分、配点、題意の読み取り方を、子ども自身の中に確立するための勉強材料です。
過去問で3年分連続で合格者平均超えたよ!
なんてものは、入試本番の合格を保証しません。唯一、
その学校の出題形式や意図を子どもが説明できるくらい理解し、攻略法が語れる
ような状況だったら、その子は過去問を材料として学校からのラブレターに気づいたのでしょう。
過去問はその学校の合格点を稼ぐにはどうしたらいいか?🤔を知るためのテキスト。
なので取り組み始めてしばらくしても得点できないのは普通。
むしろ何年か分を解くうちに、子どもの中に「この学校、何か特徴あるかも」という
気づきを生み出すことが大事(急に知識が使えるようになり出す)
そのためには、単なる得点だけを見てはダメで、時間配分や配点をしっかり考慮して、
子どもの答案がどんな状況になっているか分析することが大切。
だと思います。
ただ、これが通じるのは基礎学力があるという前提です。
穴の数だけ
これがわからないと、この問題解けないのに~!😰
という場面が増えてしまいます。
過去問はカリキュラム学習が終わったら解けるようになるものではなく、
学校ごとの特徴を踏まえてから得点できるようになるものだと思います。
桜井さんの記事がよくまとまっていたので、6年生の親御さんには読んでほしいと思いました👋