前回の記事から続きです。
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一周目(息子)の時を思うと、
これだけは塾の言うことを真に受けない方がよかった
とハッキリ後悔していることがあります。
それは、
毎日の課題や小テストの丸つけを子どもにさせたこと
です。
そしてこれが積み重なることで、
それらの直しを繰り返しやらせたり、
小さな課題を真面目に取り組むように教えられなかったこと
です。
中学受験で子どもが通塾中の親御さんなら、一度は聞いたことがあるかもしれません。
お父さん、お母さん。子どもの課題の丸つけは、自分でできるようにさせましょう。
受験を自分事にさせるためにも、親がやらせる・やってあげるではダメなのです
上の子の時は3年生でこれを言われました。そろそろ自分でやらせなさい、と。
やらせました。
何が起こったか。
1ページ丸々空欄でも全部〇
解答が渡されてないのに、なぜか丸つけができていて全部〇
本人は
〇でも×でも何でもいいんだ
どうせ早稲アカの先生も、提出しても中身は見ないで背表紙にハンコ押すだけだし
それこそ一問ずつじっくりチェックなんてしてないし
と早々に思ったようです。
塾の先生は必ずしも中身を見ているとは限りません!
宿題は「やることが目的」ではなく「出すことが目的」のものになってしまったのです。
うちの子がアホゥなのかもしれませんが、子どもあるあるなんじゃないか?🤔とも思います。
学年が上がって
先生、子ども任せにしていたらちっとも改善しません。ダメなんじゃないんですか?
と尋ねたら、なだめるような笑顔とともに
ま~子どもというか、幼い部分はありますよ😄だんだん自覚が出てきますから😉
とのこと。
どうなったか?
学年が上がるにつれて、確かに本人は焦るようになるんですよ。
でもね。
3年生の時に開けた大きな穴は、入試本番まで埋まることはなかった
と私は思います。
とても恐ろしい話をしています😱
どこを受けても漢字や語彙系は必ずといっていいほど間違えて、
得意の算数だけでかろうじて乗り切った
という感じでしたから。しかも
反復が必要な漢字や知識系の問題は、二度三度と自ら繰り返して身につける
といった習慣をつけ損ねたものですから、最後まで苦労し続けました。
それこそ早稲アカの先生のマインドが
理社や知識系は6年生のラストスパートで詰め込む!
みたいな、
ひと昔前の中学受験スタイルから抜け切れていなかったんじゃないか?
とさえ思いました。後から大量の個別プリントをもらったりしましたが、
ただでさえ他の課題が終わらないのにどれを優先すべきか?
と迷ったことも😵
ちなみに早稲アカだから、ではないです。全部の塾の全部の校舎を見たことなどありませんが、
SAPIXはもちろん、四谷大塚でも、丸つけに関しては似たようなことを言われました。
ネットとかも含めたら、すぐ
丸つけくらい自分でできるようにならないとダメ!
とか見かけたりします。
でも。
できないことをやらせても、できるわけがない
こんな単純なロジックが意外とわからなくて子どもを叱ってしまう。
うちの息子だけが特殊なら仕方ないですが、根性論や取り組み姿勢とかの問題でなく
自分できちんと丸つけができる
というのは、
子どもにとってほんっっっとうにハードルが高いこと!
だとわかったのは、二周目に入ってからなのです。
わかる人には伝わるはず。でもそれはきっと、私と同じ後悔と痛みを抱えているはず😭
出来る子を基準にするのはやめましょー(=できないわが子を叱ることになります)
娘の成績は良い方です。でも、いま丸つけを任せてもできません(でした、実際)。
大人だって自分に厳しく採点するのは、なかなか難しい😓(”やり直しつき”だと特に)
もうわかったから大丈夫
今度は間違えないから大丈夫
これは直しにならないから「大丈夫」じゃないんですよ😭
でも大人でも子どもでも、少しの間違いは軽く見たりしますよね。
私の主観ですが「普通の子」はこうだと思ってしまいます。
そうならないストイックな子どもはそもそも大人より意志が強そうです。
塾が語る「こういう子どもを目指しましょう」な話は、学力向上に関係ありませんでした!
息子の時の経験を私と共に反省してくれた妻が、娘の復習やテスト直しは毎日見てあげています。
そしてどうなったか?
個人差はあるかもしれませんが、これは確かなのではないか?と思うことがあります。
子ども視点で「親がしっかり見ている」という自覚ができる
叱られることもあるけど、課題を通した親子のコミュニケーションが絶えない
※「親が常に自分を見てくれている」という嬉しさが、娘の心にあるように見える
”ばーつ!”みたいなダメ出しでなく、どこを改善すべきか、なぜ完答でないかを説明し、
本人が正解がどういうものかを理解するところまで助けてあげられる
これは親が丸つけをしていなければできません。
そして少しずつ自覚めいたものの芽生えを感じつつあります。
子どもに丸つけさせないと決めて良かった!
と、今のところ思っています。
塾の先生は理想を語ったんじゃないかな?と思うところもあります。
自分で公正な丸つけができる
間違えたところ、答えを見てもわからないことを、授業時間外に質問にいける
間違えたところや苦手に感じるところは、自分で繰り返し復習ができる
こういう子どもでないと成立しない話だったんじゃないかな、と。
いま娘が際立った穴もなく学力をつけてきていると思えるのは、
妻の丸つけと小さな復習の繰り返し
が効いているからだと観ています。
前回の記事で
ミニテストならほぼすべての子どもが頑張れそう
これこそがとても大事だと思う!
と書いたのは、ミニテスト・小テストレベルなら、量も質も子どもが負担にならず、
親子で丸つけやらコミュケーションやらを通じて、復習習慣をつけさせられるからです。
難しい問題は基礎ができてから。
なので、本当に個人の経験と主観でしかありませんが、特に1~3年生あるいは
4年生以降でも通塾してリズムができていないというお子さんの場合は、
毎日の学習を親子で取り組んだ方がいいと思う
特に丸つけは親がやる、かつ、ダメ出しでなく改善を話し合う
といったことをお伝えしたいです。
ネット記事のお陰で(長いですが)言葉でまとめることができました~😅👋