私のブログでも何度か、あくまでも私なりに考えて国語力の記事を書きましたが、個人的に
これってすごく役立つ話かも?🤔
と思った記事があったので紹介します。
執筆者は「ふくしま式」で有名なふくしま国語塾主宰の福嶋隆史さんです。
私みたいなド素人と違って、
やっぱりプロは説明が上手だなぁ~
と感心してしまうのですが(ダマサレテル?🤣)、
国語はセンスの科目でなく論理の科目であり技術の科目である
「国語力」なる力は存在せず、様々な能力の総合力が国語力である
さらにいえば言葉の受信力と発信力である
とまとめられています。言葉の受信力・発信力のベースは語彙力です。
「言葉を知っている」では足りず「言葉を定義通りに知っている」が重要です。
なぜなら中学受験国語で使われる言葉は
ニュアンスとして伝わる、世俗的に認められている
といった生きた言葉ではなく、
国語ではこの言葉はこう使うという定義に則っている
この題材文ではこの言葉はこう使われている(と”出題者”が示している)
というルールの下に選ばれた言葉です。それを正しく理解して受信→発信するということでしょう。
たとえば「憮然」という言葉がありますが、一般的には不満げと解釈されていたりします。
楽しいですね~文科省のクイズ🤣
中には一般的に、あるいは日常的に成り立っている言葉もあるのではないでしょうか?
しかし中学受験の国語では本来の意味が正解ですし、正しい使い方が登場する題材文、あるいは
選択問題で「傍線部を類似の慣用表現で置き換えた場合はどれか」などと出題される
といったことがあります。
普段使ってない言葉、一般的に通じている言葉の方が大事じゃないか😡
そうですね。そういうツッコミを入れたくなるかもしれません。
国語が感性を問う教科ならば、そちらの方が重要なのでしょう。
しかし国語は正しい意味・用法を問いますし、論理的な科目です。なぜなら
言葉の意味を正しく理解しようという姿勢がある子(言葉を大切にする子)
発展的にいえば、入学後に先生の言葉を一所懸命理解しようとできる子
を求めているからだと私は思います。もっとシンプルに言えば、
どの科目でも、多かれ少なかれ「教え」は文字や言葉で表されるので、
言葉を淀みなく理解できる(または淀んだ時に適切に質問=発信できる)こと
が求められるからです。文字が読めない(=言葉を知らない)は不利なのです。
中高一貫校はカリキュラム進度も速く、学校によっては大人顔負けの文章を読まされたりします。
しかもそれは国語に限らないという😱
受信できる、発信できるというのは、ハイペースな中高一貫校での学びを支える土台です。
紹介した記事は国語力についてシンプルかつ明解にまとめられていると思います。
正確な語彙にこだわること。それは暗記ではなく使って初めて記述にも活かせること。
娘には漢検を取り組ませていますが、暗記と思わないように
覚えた漢字を使った熟語にも興味を持ってもらう
ということを意識しています。暗記扱いしないでー!と🙏
英語だって、勉強だと思っていっぱい暗記したり文法を覚えたりしても、
実際のコミュニケーションでは使いこなせないことがあります。
それは(復唱でなく)自己発信という形でのアウトプットが足りないからでもあります。
アウトプットをするためにインプット(言葉の記憶と理解)がある。
発信力(記述力)を高めるためには高度で正確な言葉の知識と、
それを適切に組み合わせる(つまり先に論理を作ってから言葉を選び、並べる)という
高い技術力が求められます。いくら娘が
国語は得意だ、読書が好きだ、国語の成績は上々だ
といっても、知識も技術力もまだまだこれからです。
語彙の引き出しを増やして受信力を高める。
論理思考で筋道を立てる力と同時に、伝えたい内容に応じて適切な語彙を引き出す力を身につける。
娘が国語でイライラしたりストレスを感じている時は、たいてい
自分の語彙のイメージが正しい意味とずれている
論理(筋道)は立てられるが、結論がわかり過ぎてて説明が面倒くさい
といった時です。膨らませるためには語彙や表現はもっと必要なのだよ・・・😌
国語が好きになれない・苦手という時は、語彙や論理をチェックするのもいいかなと思います👋