2028中学受験(女子)in SAPIX

2028年2月に中学受験予定のブログです。SAPIXで勉強中。

一人目(2021年)の経験と現在進行中の取り組みを中心に記事を書いています

少しでも、誰かに役立つ内容や共感できる話になれば嬉しいです(一人目の時は初めてで大変でした)

すべての中学受験(親子)を応援します!

中学受験をさせる意味

中学受験をする家庭には、それぞれ理由があると思います。

一般的に選択肢を増やすため(二月の勝者でも灰谷先生が言ってました😅)とか言いますが、

選択肢から選ぶ力が育っていなかったら?

と考えるとどうでしょう。割りと残酷な状態だと思います

むしろ

自分で選んで決めてはみたけれど、遠すぎて簡単には掴めない

の方が、頑張り甲斐はあると思います。そして成長もするでしょう。

私もかつて、

中学受験を通して難関校に進めば選択肢が増えて(正確には”減らさずに済んで”)、

やりたいことが後から見つかった時に、障害なく選べるようになる

と思った時期がありました。割りと早い段階で間違っていたと思うようになるわけですが😅

 

自問自答しながら至った中間的な結論は、

中学受験を通して選択肢を増やすと同時に、自ら考え自ら決めていける人間に育てる

でした。これが中学受験をさせる意味になりつつあります。

娘が選ぶことは勉強だけではありません。

一日の時間の使い方、お小遣いの遣い方、着ていく洋服、旅行の移動中に読む本・・・

何から何まで娘が自分の意思で選んでくるようにしています。

中学受験の勉強だけでなく、割りと早い段階から

突拍子もないことであっても、娘がああしたい、これしたい、これ欲しいと言ってきたら、

まずはすべて聞くようにしよう

というスタイルに換えました。

もちろん、ダメなものはダメと言います。理由を説明することで、娘も学ぶことができます。

資源(💰や🕓)には限りがあること

相手にも気持ちや事情があること

こういったことを年齢とともに理解できるようになり、娘は自ら考えられるようになりました。

親が決めてはいけない、とは言いませんが、

子どもの意思が意識の中に形成される、あるいは顕在化する

というプロセスが生じる前に決めてしまうと、子どもは考えなくなると思います。

 

なのでわが家では、中学受験は選択肢を増やすという結果以上に、

自ら考え自ら決める(選択的行動を取る)人間になる

という経験を積むことを大切にするようになりました。

やりたいことは後から見つければいいのではなく、先に見つかるのを待った方が良いと。

 

ところで身近なケースで、

始めるのはまだしも、中学受験の撤退も勝手に親が決めてしまった

ということがありました。

早々に低学年で中学受験から撤退したその子ども(娘と同じ小学校)の親御さんは今、

中学受験よりも高校受験で進学した子どもの方が、後々賢くなる

と触れ回っています。だからうちは正しい選択を(親が)しているのだと。

しかし実際は

算数が苦手で思ったよりも飲み込みが悪くて怒った父親が、塾を辞めさせた

のです。

何で知っているか?

その子(本人)がそう言っていたからです。やめさせられてスッキリしたと。

理由も、算数ができなくて宿題も解けないからやめさせられたのだと。

しかし再挑戦したいからなのか、中学受験にどうしても興味があるからなのか、

相変わらずその子のお母さんは

誰がどこの塾に行っているのか

塾のクラスは何番目なのか

といったことをあちこちで聞きまわったり、

噂を流すことによって、あえて否定させて(本当のことを言わせて)実情を知る

みたいなことをしています。

 

子どもの受験や人生なのに、自分が主人公になって盛り上がっている保護者がたまに居ます。

しかし子どもは親の所有物でもないし、逆に、親も子どもの所有物ではないと思います。

選択肢は与えられるものでなく、自らの行いで増えたり減ったりするものと思います。

選択肢は外から与えられるもの

と思って育った子どもは、自分のもの(選択肢も)を親が運んできてくれるものと思います。

そして決めるのも親であると。また、親も

この子は何も決められない子だから、親が決めてあげなくては

と、自分の出番があることで心の安堵を得たりします。

この辺の共依存関係については、また別の記事で書こうと思います👋