タイムリーに投稿できませんでしたが、2024年5月のマンスリー講座です😓
今回も
前半は数の性質
後半は図形
といった感じでした。しかし2年生の頃よりも抽象度が上がっていました。
導入問題は、
1から200までの200個の数について、次の問に答えましょう。
(1)5で割り切れる数を10個答えましょう。
そして、この10個の数に共通するきまりを考えてみましょう。
(2)3で割り切れる数を10個答えましょう。
そして、この10個の数に共通するきまりを考えてみましょう。
でした。この答えが少し変わっていて
(1)一の位は0か5である
(2)すべての位の数字を足すと、和が3で割り切れる
というものでした。
何でそうなるんだろう?🤔
と思わせるように仕向けるところが、マンスリー講座っぽいなと思います。
ただの数の性質や暗記という感じだと面白味がないので、不思議な性質を導入に使う。
(3)4で割り切れる数を10個答えましょう
そして、この10個の数に共通するきまりを考えてみましょう。
その答えは
(3)下2桁が4で割り切れる
でした。次の問題は
100から999までの900個の数字について答えましょう。
(1)5で割り切れる数のうち、一番小さい数と一番大きい数は?
(2)3で割り切れる数のうち、一番小さい数と一番大きい数は?
(3)3で割っても4で割っても割り切れる数のうち、一番小さい数と一番大きい数は?
でした。
わり算の余りを意識する問題ですね。単純に100や999を5や3で割って、
割り切れる数のうち100や999に一番近い数
が答えです。でも
3年生の今頃は、まだわり算をやっていない😮(または始めたばかり)
しかも余りが出ないわり算のみ
という状況であることがポイントです!
その状態で考えさせるというところがミソですね~
先取りしている子だとすぐに計算してしまって、無味乾燥になってしまいそうです。
ここで導入問題が生きてきます!👆
(1)は5で割り切れる数について考えるものでした。
すべての数の共通点は、一の位が0か5
これですね。すると100から数えて一番小さい数は100。
999から数えて一番大きい数は995、と導けます。
(2)は3で割り切れる数で考えるものですから、
すべての位の数を足した数の和が3で割り切れる
を使うということですね。
100は和が1、101は和が2、102は和が3で、一番小さい数は102。
999は和が27だから999。
わり算以外の解き方で解く楽しさを伝えたい、あわよくば
何でそういう風になるの?!😮先生教えて🤩
と言わせたいのかな~と思います🤗
(3)は先ほどの問題で使った
4で割り切れる数は下2桁が4で割り切れる
を組み合わせるということですね。3でも割り切れなければいけないので、
102、105、108・・・と3個飛ばしで考えていけば、108が当てはまります。
一方、大きい数は999、996と数えると96が4で割り切れますから996となります。
こんな風にして
いま教わった不思議なことを、自分で試してみる
というのがマンスリー講座の楽しいところだと思います。
ただ人数が増えて授業の濃度が薄まってる感はあるので、子どもの好奇心をどこまで拾えてるかな?🤔
次回は数の性質の応用問題に入りたいと思います👋